億り人ゲーム株投資家「最注目トレンド」…スイッチ後継機登場が市場にもたらすビッグチェンジ「もはや国策銘柄」

2024年の株式市場は、日経平均株価とダウ平均株価がともに史上最高値を記録した一方で、8月には令和のブラックマンデーもあり、特に後半は波乱の展開となった。
2025年も日米両市場は前年末から続落で始まるなど不安定な状態が続いているが、はたして、今後の株式市場はどのような動きを見せるのか。
今回は、300万円を2年で1億円以上にしたというゆず氏に、2024年の株式市場の振り返りと2025年の注目トレンドについて伺った。みんかぶプレミアム特集「2025年、世界一わかりやすい億万長者になる爆速最適解」全2回の第1回ーー。
※2025年1月14日取材
目次
インフレにより相対的に上昇した日経平均株価
ーーまずは、2024年の株式相場を振り返ってみていかがでしたか?
日本株全体を振り返ると、年初は約3万2000円から始まりましたが、12月30日の取引終了時には4万円近くに達しました。これをパーセントで表すと、日経平均では約30%の上昇となり、年初から約1万円の上昇だったことになります。結果として、年間で24〜25%の上昇を記録した年となりました。日経平均がこれほど上昇した年は非常にめずらしいんですよ。
ーー大きく上昇した理由とは?
要因は、おそらくインフレがいよいよ本格的に日本でも始まったためでしょう。日本企業の稼ぐ力が劇的に増えたわけではなく、企業がとてつもない利益を上げたわけでもありません。むしろ、これまでと変わらない状況が続いています。
ーーでは、なぜ値上げの波がきているのでしょうか?
円安や原材料費の高騰が主な要因です。それに伴い、賃金上昇も追いつき始めたため、今後インフレが加速する可能性があります。その結果、円の価値が下がり、相対的に日経平均が上昇しています。
日経平均は円で取引され、日本株も同様に取引されています。そのため、実際には株価が上がったわけではなく、見かけ上は値上がりしているように見えるだけなのです。
今後、日経平均のPERが13〜18倍になる?
ーー上記を踏まえ、2025年の注目トレンドについて教えてください。
前述のとおり、株式や他の金融商品の価格は引き続き上昇傾向にあると考えられます。また、株価指標の観点からも上昇の兆しがあって。2012年から2023年のアベノミクス相場では、PERのボラティリティは11〜16の範囲で推移してきました。