売却、賃貸、セカンドハウス・・・団塊世代の介護入りで空き家急増!どうする?実家の空き家

超高齢社会の到来で「空き家問題」が懸念されている。皆さんの近所でも1つや2つ見かけることはあるだろう。「団塊の世代」が介護を必要としたり、不在となるタイミングが訪れたりすれば、こうした問題はより深刻になるはずだ。では、実家が空き家となった場合、どのような活用方法があるのだろうか。本記事では、もしも自分の実家が空き家となった場合の「間違えないための選択」を解説する。みんかぶプレミアム特集「知らなきゃ大損! 相続・生前贈与のすべて」第7回。
目次
あなたはどうする?実家の「空き家問題」
日本は、「団塊の世代」の成長とともに住宅開発が進んできた歴史があります。しかし、この世代が後期高齢者の仲間入りをして介護施設への入居を始めており、その結果として「空き家問題」が急増中です。同居や近所に子供が住んでいる場合は大きな問題となりにくいものの、子供が独立して遠方にいる場合、実家の「空き家問題」は避けて通れません。
実家が空き家となる場合の活用方法として、最初に思いつくのは「賃貸物件」として貸し出すことです。賃貸には以下のメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・ 安定的な収入が得られる
・ 実家を残すことができる。
・ 水回り等の設備の維持管理ができる
・ 相続対策になる
【デメリット】
・ 入居者がいなければ何も始まらない
・ リフォーム費用やメンテナンス費用が発生
・ 管理会社に管理を任せる場合、管理費や募集費用が発生