100万を数千万にしたデイトレーダーの「癖をつかむ」方法…時短で季節性ロジックで高勝率

100万円の元手が数千万円に。しかし、執着した1つの銘柄で3000万円を失うー。そんな急騰・急落を経験しながらも堅実に資金を増やし、短期売買の強者となった村居孝美(@takayoshi_murai)さん。
村居さんの投資戦略で驚かされるのは、システムトレードを駆使しながら緻密な分析を重ねる「相場を見る力」だ。激動の市場においても「予想」ではなく、「心理」をつかむことに重きを置く。
短期トレーダーとして資産を増やす村居さんは、市場の何に注目しているのか。インタビュー全3回の第3回。今回は、村居さんに“変化する相場で生き残る秘訣”を聞く。
目次
「発言主導の相場」をどう読むか
ーー2025年4月時点の相場について、どう見ているか教えてください。
日経平均は明確に下降トレンドです。戻りはありますが、浅ければ再下落もあり得ます。ドル円がさらに下げれば、日経も引きずられるでしょう。日銀の介入以上に、トランプ米大統領の一言で為替や金利が大きく動く。今はそういう“発言主導の相場”です。
ーー日経平均の構成銘柄も変化していますか?
昔は円高に強い企業が多かったですが、今は円安で利益が出る企業が主力。構成は定期的に見直されているので、かなり前から変化していますね。
「第3のシステムトレーダー」として売買ルールを構築
ーー他の投資家と比べて「自分はここが違う」と思うポイントはありますか?
「無駄なことは一切しない」というところですね。たとえば、私はシステムトレードをやっていますが、プログラムを書きません。世の中ではEA(自動売買ソフト)を自分で開発するのが主流ですが、私はプログラムを書かずに売買ロジックを作れるソフトでシステムトレードを行っています。