元手300万円を5年で億にした個人投資家「関税発動でトランプ大統領の意図が明確になった」投資家が今やっておくべきこと

トランプ関税ショックにより多くの投資家が損失を計上している。サラリーマン時代の資金300万円から資産3億円を築いた敏腕投資家kenmo氏も、年初比でマイナスのパフォーマンスになったという。しかしトランプ関税ショックの間に大幅にポートフォリオを入れ替えて、買いも進めているようだ。
初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)も絶好調の売れ行きを誇るkenmo氏は、トランプ関税ショックでの立ち回りに加え、どのような銘柄を買い進めたのか、トランプ関税ショックの前後で変わった相場観とともにうかがった。短期連載全2回の第1回。
目次
トランプ関税ショック前は年初比で+約10%のパフォーマンスを出す
ーー足元の株式市場はトランプ関税ショック的な状況ですが、最初にトランプ関税ショック前の投資状況について教えてください。
トランプ関税ショック前は、年末の税金対策などで売られていた割安グロース株に対し、レバレッジを最大1.3倍掛けて投資していました。ただし、12月期の決算発表が一段落した2月中頃から相場環境が軟調になりレバレッジを外して、3月末時点ではほぼ現物のみを保有する状態としています。
昨年からグロース株に注目して、近い将来にカタリスト(相場を動かすきっかけ)の発生が予想される銘柄に投資しており、その方針を維持しました。トランプ関税ショックの前は、年初から約10%プラスのパフォーマンスを上げています。