カプコン、不二製油、鈴茂器工・・・10億円投資家が隠された銘柄選定の“裏技”公開

本稿で紹介している個別銘柄:山崎製パン(2212)、バンダイナムコホールディングス(7832)、バンダイナムコホールディングス(7832)、カプコン(9697)、不二製油(2607)、鈴茂器工(6405)、FOOD&LIFE COMPANIES(3563)、くら寿司(2695)、ヤマハ発動機(7272)、丸千代山岡家(3399)、伊藤園(2593)、不二製油(2607)、焼肉坂井ホールディングス(2694)、やまみ(2820)、積水化学工業(4204)、ブリヂストン(5108)、鈴茂器工(6405)、マキタ(6586)、ゆうちょ銀行(7182)、SUBARU(7270)、タカラトミー(7867)、任天堂(7974)、みずほフィナンシャルグループ(8411)、京阪ホールディングス(9045)、センコー(9069)、ソフトバンク(9434)
株式投資の一般的なリサーチ方法として、ニュースやチャート分析が挙げられる。市場の動向を追い、経済指標や企業の業績を詳しく調べ、どの株が値上がりするかを予測するものだ。
しかし、資産10億円を築いた投資家「ももち@握力おばさん。」(@kabumomo2025)氏はこう語る。「確かにその方法も間違っていません。でも、投資のヒントは実は日常の生活の中にあるんです」。
さまざまな業界で働いた経験を持つ同氏ならではの、鋭い銘柄選びの視点とは一体何か。注目する業界と理由、そして避けるべき業界について話を聞いた。さらに、優良株を見極めるための具体的なポイントも紹介する。
みんかぶプレミアム特集「トランプ関税 買い時?激動ニッポン」第5回。
(2025年7月23日取材)
目次
20以上のバイト経験から得た銘柄選定術
ーーももちさんは「投資のヒントを『身近な生活』から見つける」とおっしゃっていますが、その意図を詳しく教えてください。
投資というと、金融レポートや専門家の分析が頼りと思われがち。でも、私はスーパーやコンビニ、倉庫、工場など20以上のアルバイトで「現場」を肌で感じてきました。それが銘柄選びの大きな武器になっています。
例えば、スーパーで買い物中、山崎製パン(2212)の商品が飛ぶように売れているのに気づきました。店員さんに聞くと、「いつもすぐ売り切れる」とのこと。
この「売れている」という実感は、チャートだけでは得られません。山崎製パンの株は、安定した需要と株主優待の魅力でじわじわ値上がりすることが多いんです。
また、バンダイナムコホールディングス(7832)の倉庫で働いたとき、従業員がゲーム感覚で楽しそうに作業している姿に驚きました。
子ども向け商品の検品では、傷をつけないようシルクの手袋を使う徹底ぶり。この「社員や顧客への配慮」が、企業の強さを物語っています。バンダイナムコはエンタメ業界のブランド力と安定した業績で、長期保有に魅力的な銘柄です。