「みんなが売るときこそ、優良銘柄を安く買うチャンス!」10億円投資家が教える「投資の掟」

本稿で紹介している個別銘柄:オリエンタルランド(4661)、任天堂(7974)
米国のトランプ政権の関税政策や日銀の金融政策決定会合の動向など、現在の株式市場は先行きが不透明な状況にある。
例えば、新NISAを活用して株式投資を始めたものの、株価の変動に耐えきれず売却してしまう人のニュースも後を絶たない。
しかし、「株式投資は基本的に長期保有すれば負けることはありません」と断言するのは、資産10億円以上を築いた投資家「ももち@握力おばさん。」(@kabumomo2025)氏だ。その資産額からも説得力のある同氏の投資手法に注目が集まる。
今回は「ももち@握力おばさん。」氏に、投資を始めたきっかけや投資のマイルールなどについて話を伺った。インタビュー全2回の第1回。
(2025年7月23日取材)
目次
「ノリ」で始めた株式投資
ーーももちさんが投資を始めたきっかけを教えてください。
20年ほど前、VAIOのノートパソコンを職場に持ち込んだとき、スタッフから「株でもやってるんですか?」と聞かれたのがきっかけです。それまで投資の「と」の字も知らなかったのですが、「パソコンで株が買える」という話に興味が湧いたんです。
三菱UFJ銀行の窓口で、親切な女性スタッフに投資信託の仕組みを教えてもらい、新聞の読み方や株価の動きまで丁寧に説明してくれて感動しました。それで投資信託を始めました。
その後、野村証券で「好きな会社から選んでみたら?」とアドバイスを受け、ディズニーランドが好きだったので、最初にオリエンタルランド(4661)の株を買いました。
そこから、好きなゲーム会社や身近な飲食チェーンなど、応援したい企業に投資を広げていきました。