AIで稼げる「美味しいビジネス」の正体を人気起業家が暴露…人気連続起業家が最初に成功した“スキル不要”のビジネスモデルとは

特別なスキルも経験もない自分にスモールビジネスや副業なんて無理だ――。多くの会社員や主婦が抱えるそんな思い込みに対し、連続起業家のビジネスハックラボ氏(@hacklab1031)は「今の時代はスキルなし、コネなし、アイデアなしの“普通の人”こそ、スモビジで稼ぎまくれるチャンスだ」と断言する。
大学在学中に起業して会社売却を果たし、その後もITスタートアップなど数々の事業を手がけてきた同氏に、ゼロから副業で「月10万円」を稼ぐための思考法と実践術を徹底解説していただいた。全5回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
“儲けの仕組み”を無料で学び放題の「最高の教科書」とは
私がこれまで10年以上続けてきたもうひとつの習慣は、上場企業の決算資料を読み漁ることです。
決算資料には、その会社が「どのようにして儲けているのか」というビジネスモデルのすべてが詰まっています。様々な業界のビジネスモデルを知ることで、脳内にアイデアの「ストック」がどんどん溜まっていきます。
最初は全然意味が分からなくても構いません。毎日続けていると、だんだんと業界のトレンドやビジネスの型が見えてくるようになります。この知識のベースがあるとないとでは、アイデアが浮かぶ量と質がまったく変わってきます。アイデアは、知識の掛け合わせによって生まれるのです。
ちょっとした思いつきを“儲かる事業”に変える6つの黄金律
アイデアがいくつか浮かんできたら、次にその中から「どの事業をやるべきか」という観点で絞り込んでいく必要があります。その際に、私が必ず確認している6つのポイントをご紹介します。
1つ目は、利益率が高いかどうか。目安は30%以上です。どんなに売上が大きくても、利益率が低いビジネスは儲かりません。物販など在庫を抱えるビジネスは利益率が低くなりがちです。コンサルティングやデジタルコンテンツ販売など、原価が低いビジネスは高利益率を狙いやすいです。
2つ目は、初期投資の負担が軽いかどうか。初心者が始めるなら、店舗や高価な機材が不要で、できるだけ初期投資を抑えられるビジネスを選びましょう。
3つ目は、キャッシュ化までの期間が短いかどうか。これは、サービスを提供してから、実際にお金が振り込まれるまでの期間のことです。この期間が短いほど、資金繰りは楽になります。
4つ目は、競合環境が厳しすぎないかどうか。ケースバイケースではありますが、一般論として、強力な競合がひしめくレッドオーシャンの市場は避けるのが定石です。ややニッチでも、自分が勝ちやすい市場を選ぶほうが賢明でしょう。
9割の人が見落とす、スモビジ成功の“最後のピース”
5つ目は、自分の強みを活かせるかどうか。すでにお伝えしたように、棚卸しした自分の強みや経験を活かせる事業であれば、他人よりも有利に戦うことができます。
そして6つ目は、自分が「続けられる」かどうか。これは地味ですが、もっとも重要なポイントかもしれません。収益性がいかに高くても、やっていて苦痛を感じるような事業は長続きしません。
私自身、キャリアの初期に手がけていた事業は、すぐに利益も出て収益性も悪くなかったのですが、正直に言って、非常に泥臭く大変な仕事でした。それが続けられないと感じたことも、会社を売却した一因です。
ビジネスで成功するために一番重要なのは「継続」です。そのためには、自分が楽しめるか、価値提供をしている実感が持てるか、という視点を絶対に忘れないでください。
「カネなし、コネなし、スキルなし」でも稼げるおすすめ事業3選
「アイデアの見つけ方は分かったけど、やっぱり自分には専門スキルがないから無理だ……」
そう感じている方も多いでしょう。
しかし、ここでも発想の転換が必要です。