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資産性抜群な有望物件を見極める“最強のフレームワーク”を特別公開「長期的に資産価値が安定」するマンションの共通点とは

(c) AdobeStock

 都心マンション価格の高騰が続き、「もはや若手には手の届かない存在」「いつか来る暴落を待つべきだ」という諦観や懐疑論が渦巻いている。しかし、都心マンション市場の動向に詳しいAsh@コンサル×マンション氏(@ashita01x)は、「待つことこそ最大のリスクだ」と警鐘を鳴らす。

 マンション購入は「インフレから資産を防衛し、QOLを劇的に向上させ、未来の選択肢を広げる」ための最強の自己投資だと喝破する同氏。ライフステージに合わせた具体的な住み替え戦略や、若手エリサラが最速で資産を築くためのロードマップを余すことなく解き明かしていただいた。全5回の第4回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第4回。

目次

都心で急増中「定期借地権マンション」の甘い罠

 ちなみに最近、特に都心部で「定期借地権(定借)」付きのマンションが増えています。これは、土地はデベロッパーや地主から借り、建物だけを所有するという形式のマンションです。

 価格が高騰する中、同じ立地・クオリティの所有権マンションよりも安価に購入できるため、選択肢として人気が出ています。土地の所有権がないため、固定資産税が安く済むというメリットもあります。

 一方で、定められた期間(50年〜70年など)が過ぎると、更地にして土地を返還しなければならない、資産価値の上昇は所有権物件に比べて限定的、といったデメリットも存在します。

定借マンション「買うべきか否か」の最終結論

 では、定借マンションは「買い」なのでしょうか。

 これは、その人の価値観によります。「資産価値よりも、とにかく新築で良い立地に住みたい」「永住目的で、売却は考えていない」という方にとっては、定借は非常に合理的な選択肢となり得ます。毎月のランニングコスト(地代)はかかりますが、それを考慮してもなお、周辺の賃貸相場より安く済むケースも多いでしょう。

 ただし、住み替えを前提とする場合は注意が必要です。残存期間が短くなるにつれて物件価値は低下していく傾向にあるため、出口戦略を慎重に考える必要があります。

 選択肢の一つとして頭の片隅に置きつつ、その特性をよく理解した上で検討することが重要です。

資産性抜群な有望物件を見極める“最強のフレームワーク”

「資産性が重要」と言っても、具体的にどうやって有望なエリアや物件を見極めればいいのでしょうか。ここでは、私が常に意識している3つのポイントをご紹介します。このフレームワークを使えば、あなたも資産価値が落ちにくい、むしろ将来的に上がる可能性を秘めた物件を見つけ出すことができるはずです。

 1つ目のポイントは、「都心距離」。繰り返しになりますが、これが最も重要な土台です。不動産は「立地がすべて」とよく言われますが、その立地の価値を測る最も普遍的な尺度が「都心への近さ」です。

 具体的には、山手線の内側や、山手線の主要駅から電車で15〜20分圏内が一つの目安になるでしょう。単に距離が近いだけでなく、利用できる路線の数や、乗り換えなしで主要なオフィス街(大手町・丸の内、品川、新宿、渋谷など)にアクセスできるか、といった「交通利便性」も合わせてチェックしましょう。こうしたエリアは、いつの時代も働く現役世代からの強い需要があり、資産価値が安定しています。

将来の「有望エリア」を見つける一番簡単な方法

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この記事の著者
Ash@コンサル×マンション

外資系コンサルティングファームに勤める20代若手サラリーマン。新卒2年目で都心にマンションを購入した経験を元に、暴騰相場だからこそ若手のうちに資産性の高いマンションを購入する必要性を感じ、主に1次取得の若手エリートサラリーマン向けに住宅購入についての情報発信や個別相談等を実施。

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