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マンション購入で「予算を抑える」堅実な人ほど将来損をする理由 初心者がやりがちな“資産価値をドブに捨てる”最悪の選択に識者が警鐘

 都内マンション価格の急騰が続き、「もはや庶民には手が出ない」との声も聞こえる。しかし、本当に今は「買い時」ではないのだろうか。この状況に明確な回答を示すのが、城東エリアを専門にこれまで500件以上の購入相談に応じてきたマンション購入専門家・すまいよみ氏(@sumaiyomi)だ。

 同氏によれば、首都圏のマンション市場は二極化時代に突入しており、資産価値を踏まえたマンション購入を考えたときに「価格が下がるのを待つ」戦略は避けたいという。同氏に、なぜ今「城東エリア」が“ポテンシャルを秘めた成長株”なのかや、今注目している城東のお宝エリア・マンションの実名などを語っていただいた。全5回の第3回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第13回。

目次

マンション選びで最初にやるべき“たった1つ”のこと

 予算内で理想の物件を見つけ出すために重要な1つ目のポイントは、「良いマンション」を見極める“目”を養うことです。多くの方が犯しがちな最初の過ちは、自宅や職場の近くなど自分が良く知る場所にあるマンションから見てしまうことです。特に、そこからマンションギャラリーに足を運んでしまうと、比較対象が少ないまま営業担当者の言うことを鵜呑みにしてしまい、妥協すべきでないポイントで妥協してしまう危険性があります。

 そうならないために、まずやるべきことは一つ。「最高峰のマンションとは何かを知る」ことです。

物件選びの精度を劇的に上げる“非常識”な習慣とは

 たとえ絶対に買えないとわかっていても、まずは都心部のタワーマンション、SNSで話題になっているマンションのモデルルームに行ってみてください。あるいは、中古でもいいので、誰もが知る高級マンションを内見してみてください。

 そこで、

「どのような立地に建っているのか?」

「エントランスや共用部はどのようなデザインか?」

「天井高やサッシの高さはどれくらいか?」

「どのような設備(ディスポーザー、床暖房、各階ゴミ置き場など)が標準で備わっているのか?」

 といった点を、五感で体感しましょう。これが、「良いマンション」の基準を作るための最も効果的な方法です。この基準さえ持っていれば、他の物件を見たときに、「この物件は、あのタワマンの〇〇という要素は満たしているが、△△は劣っているな」というように、客観的かつ多角的に物件を評価でき、自分の好み、条件に落とし込んでいけるようになります。

理想のマンションを手に入れるための“戦略的”予算設定の極意

 2つ目のポイントは、予算を明確にし、最大限に引き上げる努力をすること。良いマンションの基準を作ることと並行して取り組むべきは「予算の明確化」です。これは、マンション探しにおける羅針盤とも言える、最も重要な作業です。

 ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するなどして、ご自身の収入や将来のライフプラン(子育て、教育費など)を洗い出し、「どこまでなら無理なく、かつ最大限の予算を組めるのか」を徹底的にシミュレーションしてください。

マンション購入で「予算を抑える」人ほど将来損をするワケ

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この記事の著者
すまいよみ

東京23区城東エリア(台東、墨田、江東、荒川、足立、葛飾、江戸川区)の街やマンションの良さを日々発信中 ファミリーで永住できる居住性を第一に、資産としての側面も合わせて見るのがマンション選びのモットー。間取りの見方を追求した記事の人気が高く、1記事で10万PVを記録したことも。 2021年から始めた住まいの無料相談は延べ400件以上 ブログ(月間約5万PV)⇒東京イーストマンションブログ(https://www.takenote1101.com/) X(フォロワー数約2万人)⇒すまいよみ@マンション23区東エリア ( @sumaiyomi ) note⇒すまいよみ|note(https://note.com/sumaiyomi2017)

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