ごく普通の会社員が「スモビジ起業」で成功できたワケを30代女性起業家が告白 あらゆるノウハウを試してたどり着いた“最強の成功法則”とは
「このまま会社員を続けていいのか」「会社に依存せず、自分の力で稼ぐスキルが欲しい」。そんな漠然とした不安を抱える人は多いだろう。Xで注目を集める女性起業家・童顔社長氏(@minam_fp, note)も、かつては大手企業に勤める安定した会社員だった。しかし、コロナ禍とリストラを目の当たりにし、「会社員という名の泥舟」からの脱出を決意。スキルもコネもないゼロの状態から試行錯誤を重ね、今では会社員時代を超える収入を手にしている。
本稿では、ごく普通の会社員だった同氏が、どのようにして「稼ぐ仕組み」を構築したのか、その全技術を公開。成功に不可欠なマインドセットから、初心者でも始められる具体的なビジネス、安定収益を生む「サブスク商品」の作り方まで、余すところなく解説していただいた。全5回の第2回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
人生を逆転させるために手に入れた「最強の知識」とは
「独立しよう!」と意気込んだものの、当時の私には何の武器もありませんでした。スキルも、役立つ資格も、人脈もゼロ。人生って持っているードをうまく使うゲームですが、当時カードは何もありませんでした。
そのとき、まず思ったのが「お金の勉強をしよう」ということです。というのも、お給料はいただいていましたが、「手取り」と「額面」の差がなぜ生まれるのかすら、よく分かっていませんでした。税金や社会保険料が引かれていることは知っていても、その仕組みはまったく理解していません。
「義務教育でお金の勉強はしないのに、社会に出て年末調整や確定申告と言われてもさっぱり分からない。」
さらに、もし独立したとしたら、より一層お金の知識は必要だと思いました。自分が無知過ぎて怖かったのもあります。
「正直生活するために仕事をしてお金を稼いでいるのに、お金のことを知らないなんて元も子もないんじゃない?」
「社会の仕組みを知っている大人と、知らないまま生きていく大人では、人生の豊かさは全く違うのでは?」
そう感じた私は、コロナ禍の在宅時間を活用して、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指すことにしました。これが、私の人生を大きく変える最初の一歩です。
学んだ知識を“稼げるスキル”に変えた全思考
FPの勉強を始めると、目から鱗が落ちることばかりでした。税金、年金、保険、投資……日本という国がどう成り立っているのか、社会の仕組みがどう動いているのか、その全体像が少しずつ見えました。その頃時間だけはあったのでFP2級の資格まで取ったのですが、ここで大きな落とし穴に気づきました。
結局「資格」は「資格」でした。教科書ベースのことは学べても、「では実際にどうしたらいいか?」の実践的なことはまったく載っていなかったのです。
知識はついた。でも、「じゃあ、私はどうしたらいい?」はどこにも書いていませんでした。そこで、次に私はではこの知識を使ってどう資産形成したらいいのかの実践を学びに行きました。
そこで色んな資産形成や対策を勉強し、この知識が自分自身の資産形成に役立つことを実感しました。と同時に、こうも思いました。
「この大切な知識を私のように知らない人って、世の中にたくさんいるんじゃないか? 自分が学んで役に立ったことを伝えれば、誰かのためになるかもしれない」
こうして私はFP業をはじめました。最初は副業として、会社員の方向けに資産形成のコンサルティングや情報発信を始めました。これが、私の「起業」の原点です。