なぜ成功者はこぞって“湾岸タワマン”を選ぶのか…湾岸エリアの資産価値は「毀損しようがない」識者が太鼓判を押すワケ

都心マンション価格の高騰が続き、「もはやバブルではないか」「いつか暴落するのでは」といった不安が市場に渦巻いている。そんな中、「都心マンション価格が暴落する可能性は限りなくゼロに近い」と断言するのが、Xで不動産情報を発信するマンションパパ氏(@mansionpaapa)だ。
幼少期から湾岸エリアで育ち、自らもマンションの売買を繰り返してきた経験を持ち、その知見によりこれまでマンション売買に関する数々の相談に応じてきた同氏に、独自の経験と緻密な分析から導き出した「都心マンション購入の必勝戦略」を徹底的に解説していただいた。全4回の第2回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第17回。
目次
都心マンションが今後も“上がり続ける”しかない構造的要因
以上の三つの暴落要因がいずれも当てはまらないことに加え、価格を押し上げるマクロな要因も存在します。そもそも資本主義経済というのは、緩やかなインフレが平常運転です。物価やサービス価格が上昇していく中で、不動産という実物資産の価格だけが下落していくというのは、極めて不自然なことです。
さらに、現在の日本、特に建設業界では、深刻な人手不足による人件費の高騰が続いています。一度上がった人件費を数年前の水準に戻すことは、現実的に不可能です。この上昇した建築コストがマンション価格に転嫁されている以上、価格が構造的に下がりにくい状況が生まれているのです。
都心マンション市場に潜む“唯一の死角”とは
もちろん、市場全体が安泰というわけではありません。注意すべき点もあります。直近の動きを見ていますと、いわゆるプレミアム価格帯、具体的には3億円を超えるような、一般的な住宅ローンでは購入が難しい超高額物件については、少し動きに鈍さ、いわゆる「ダブつき」が見え始めている印象はあります。
しかし、これはごく一部の富裕層や投資家がターゲットの「超都心」市場の話です。一方で、住宅ローンを利用する実需層が中心となる1億円台から2億円台の湾岸エリアのような物件については、需要は依然として非常に旺盛であり、この層がマーケットの主役である限り、都心マンション市場全体の基盤が揺らぐことはないでしょう。
他にもまだまだ伝えきれないですが、このように、様々な角度から分析すればするほど、都心マンション価格が今後暴落するというシナリオは、極めて考えにくいという結論に至るのです。
なぜ「成功者」はこぞって湾岸タワマンを選ぶのか
さて、ここからは私が幼少期から暮らし、その劇的な変化を目の当たりにしてきた「湾岸エリア」について、その魅力と、このエリアでタワーマンションを購入することの絶大なメリットについてご説明したいと思います。