会社に頼らず「月10万円」の“第2の給料”を作るスモールビジネス構築術 勝手に商品が売れていく仕組みの作り方を月間売上「数億円」の起業家が解説
会社の給料だけに頼る生き方に不安を感じ、「副業スモールビジネス」で第二の収入源を築きたいと考える人が増えている。しかし、特別なスキルも人脈も資金もない現実を前に、多くの人が行動できずにいるのではないか。
本稿では、まさにそんな「何もない状態」からビジネスを立ち上げた経営者・中目黒蓮氏(@rennakameguro)が、スモールビジネスで成功するための思考法と実践術を解説。スモビジを始めたい人がまず着手するべき「たった1つの行動」から、固定費をかけずに始められる具体的な事業アイデアまで、そのノウハウを惜しみなく語っていただいた。全4回の第1回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
会社に頼らず「月10万円」の“第2の給料”を作るスモールビジネスの最適解
はじめまして、中目黒蓮です。僕は学生時代に起業し、長く法人の代表を務めてきました。起業した当初は、営業代行やイベント事業からスタート。個人事業主を経て法人化しました。現在は、ファイナンシャルプランニング事業を軸に、不動産投資や節税対策、財務に関するアドバイスなど、お客様のお金にまつわる課題解決をお手伝いしています。
この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら現在の仕事や収入に何かしらの不安や不満を抱え、「何か新しいことを始めたい」「副業で収入の柱を増やしたい」と考えているかもしれません。しかし同時に、「特別なスキルも、人脈も、資金もない自分に何ができるだろう」と、一歩を踏み出すことをためらっているのではないでしょうか。
あなたの年収は「周りの環境」で9割決まる
何を隠そう、僕自身もスタートは同じでした。きっかけは、学生時代に流行っていたSNSのmixiで知り合った方から勧められた一冊の本、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん 貧乏父さん』です。この本とその続編である『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』を読み、サラリーマンとして就職するのではなく、起業家や投資家という道があることを知りました。
当時の僕はごく普通の大学生で、ビジネスの知識など皆無。周りを見渡せば、ごく普通の家庭環境で育った友人ばかり。「自分の身の回りにいる5人から10人の平均年収が、将来の自分の年収になる」という言葉を聞いたとき、このままではいけない、と強く感じたことを覚えています。
稼げる人と稼げない人の決定的な差は1つしかない
そこからの行動は、今思えば無謀だったかもしれません。mixiのコミュニティで見つけた、いかにも怪しげなビジネス交流会やセミナーに、せっせと足を運びました。そこで出会った人々との交流が、僕のビジネスの原点となっています。
この連載記事では、そんな僕がゼロからビジネスを立ち上げ、現在に至るまで会社を経営し続ける中で培ってきた、具体的な考え方や方法論をお伝えしたいと思っています。特に、僕がビジネスにおいて最も重要だと考えている「見込み客」という資産の概念について、詳しく解説していきます。スキルも、コネも、お金もなかった僕が、どのようにして道を切り拓いてきたのか。そのリアルな経験が、皆さんにとって何かのヒントになればといいなと思っています。