2024年、預金封鎖の噂…サラリーマン増税を「所得倍増計画」に盛り込みながら「考えてない」と語る二枚舌岸田総理に国民が不審
20年ぶりにデザインが刷新される日本の新紙幣。我が国の「資本主義の父」といわれる渋沢栄一氏を描いた新1万円札は最新の偽造防止対策が施され、2024年7月に発行される予定だ。ただ、久しぶりの改刷にはネット上で不安な声が相次いでいる。
同年秋に健康保険証を原則廃止し、マイナンバーカードと一本化する政府方針の混乱も加わり、資産・所得の把握から「預金封鎖」に至るまで国民のリスクが増大するのではないかというわけだ。経済アナリストの佐藤健太氏は「1度あることは2度、3度あるという前提に立てば、ハイパーインフレなどの際に『預金封鎖が絶対ない』とは言い切れない」と警告する。
2024年7月からの新札発行に燻る「タンス預金の炙り出し」の狙い
政府が2004年以来20年ぶりに紙幣を一新すると発表したのは、2019年4月だった。当時の麻生太郎財務相(現・自民党副総裁)は偽造防止の観点から約20年ごとに紙幣を新しくしていると説明した。2024年から1万円札の肖像画は福沢諭吉から渋沢栄一に、5000円札は樋口一葉から津田梅子に、1000円札は野口英世から北里柴三郎に変わることになる。
通常であれば、1年後に迫る新紙幣の発行にワクワク感も湧いてくるのかもしれないが、現在のところ国民にそのような感覚は見られない。背景にあるのは、政府に対する信頼感の喪失だ。たしかに改刷で最新の偽造防止技術を施し、マネーロンダリング(資金洗浄)やブラックマネーの一掃を図りたいとの説明は理解できる。だが、それ以上に「タンス預金」のあぶり出しや「預金封鎖」が真の狙いなのではないかとの疑念が消えないのだ。