「もらえる年金、これだけなの?」70歳まで働かなければ…46歳・非正規妻、夫が単身赴任終了で「手当無し」生き地獄

春は移動の季節。家族全員で引っ越しをするケースや夫が単身赴任、あるいは単身赴任先から夫が戻ってくるケースなどさまざまなケースがいまだにあるようです。今回は単身赴任の夫が3年後に戻ってくることが決まった、非正規雇用で働く46歳女性、板倉さんのケースをご紹介しましょう。
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単身赴任から戻ってくると、社宅から追い出され、夫も減給する可能性
単身赴任先から夫が戻ってくるのは家族にとっては喜ばしい限りなのですが、家計収支的には喜んでばかりもいかないケースがあるでしょう。板倉さんのケースはまさに単純に喜べないケースだったのです。
単身赴任から夫が戻ってくると現在無料の社宅費用が、毎月4万円発生することに。さらに夫の収入も減給になる可能性が出てきました。
板倉さん夫婦は70歳まで働く予定ですが、社宅費の発生、夫の減給などを考慮すると、定年退職まで社宅に住み続けるのは現実的に難しいようでした。そこで、今後数年内に社宅を出て、郊外に家を買って引っ越すことを考えることになりました。