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経営存続危機に!フジテレビ「中居ショック」会見に経済誌元編集長「これは情報統制以外の何者でもない」

(c) AdobeStock

 フジテレビが揺れている。米大リーグ・ドジャースで活躍する大谷翔平選手の“新居報道”など相次ぐ突撃取材で批判を浴びていたかと思ったら、今度はタレント・中居正広氏をめぐるトラブルにフジ幹部が関係していたとする週刊誌報道で窮地に立たされた。港浩一社長は1月17日の記者会見で謝罪の言葉を並べたが、経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏はその会見の在り方について問題点をあげるーー。

目次

経営存続の危機に陥ったフジテレビ

 元SMAPの中居正広氏(52)がフジテレビに勤務する女性と関係するトラブルを起こし、この件にフジテレビの編成幹部社員が関与していたと報じられた。この問題により、同社が抱える広告スポンサーの離脱が次々と発生している。

 日本生命保険、トヨタ自動車に加え、セブン&アイ・ホールディングスや花王、NTT東日本を含む50社以上が、提供しているCMの放送を停止する決定を下した。民放テレビ局として広告収入に依存するフジテレビにとって、この状況は経営存続の危機を招いている。

 日刊ゲンダイは、今回の問題の背景をこう報じている。

<フジ関係者によると、新宿区河田町に旧社屋のあった時代には「いまなら一発退場となるようなパワハラ、セクハラが当たり前」で日枝氏(フジテレビの取締役相談役である日枝久氏のこと)は毎年、正月明けに局アナを引き連れて、社内を練り歩く光景があったそうだ。そうした女子アナ採用を巡っては「面接で日枝さん好みの女性が通る」と囁かれていたというから、関係者から「局アナは自分の大奥とでも勘違いしていたのではないか」との声まであるのも当然か。>(1月21日)

特に非難されるべきは、フジテレビ社長による記者会見

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この記事の著者
小倉健一

1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter :@ogurapunk、CONTACT : https://k-ogura.jp/contact

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