「やりたい放題」の農協をこのまま放置していいのか…小泉進次郎農水相を批判する人たちの正体を竹中平蔵氏が暴露
石破茂政権の2万円給付案を「目的がわからない究極の手抜き」とバッサリ斬るのは、かつて小泉純一郎政権で構造改革を断行した経済学者・竹中平蔵氏だ。なぜ日本は何十年も成長できず、おかしな政策ばかりが続くのか? 竹中氏と『令和の虎』2代目主宰の林尚弘氏が、日本の未来をめぐり本音トークを炸裂させた。短期連載全4回の第3回。(対談日:6月24日)
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小泉農水相を批判する人たちの正体 必死に邪魔をするワケ
竹中: そこで進次郎さんが出てきて、「いや、それはおかしいだろう。米の値段を下げるためにやってるんだから、もっと低い価格で随時契約をして、消費者に近いスーパーとかコンビニに出しましょう」と。やっていることは極めて普通のことです。
問題はその先、農政の構造改革に本当に行けるかどうか。これを行かせたくない人がたくさんいるから、今、彼に茶々を入れている人がいる。その構造的な改革を小泉さんにやらせる意思が石破さんにあるのかどうか。私は、参院選の後の内閣改造で、小泉進次郎さんを続投させるのかどうするのか、一番注目しています。
やりたい放題の農協を放置していいのか「聖域」にメスを入れるチャンスだ
――先生は続投させるべきだと?