弱者をひたすら叩く岸田政権…「10月に隠れ消費増税」、「更に消費増税上乗せ」に国民絶望

増税をすれば倒産する企業数が増える。単純な理屈だ。赤字企業や利益が少ない企業にとっては、少しの増税でも命取りになる。
インボイス制度施行によって、これまで納税しなくてもよかった免税事業者が消費税10%分を納税しなくてはならなくなるなら、なおさらだ。
2023年10月1日にインボイス制度が施行…国内488万の免税事業者が悲鳴を上げる
日本経済に暗雲が立ち込めている。
総務省が発表した2022年11月の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数)は前年同月比3.7%上昇し103.8となった。なんと40年11カ月ぶりの伸び率だという。ロシアのウクライナ侵攻に起因する深刻なインフレが世界各地で止まらないためだろう。
国内企業もすでに悲鳴を上げている。東京商工リサーチ(以下、TSR)によれば、2022年11月の企業倒産数は、8カ月連続で前年同月を上回った。8カ月連続の前年同月超えは、2019年9月から2020年4月以来の2年7カ月ぶりだという。コロナ禍で逆に抑えられていた企業倒産数が、ここにきて増加してきた格好だ。ちなみに、この2019年9月という月には、単なる月以上の意味がある。それについては後述する。
そんななか、2023年にはさらに日本経済を窮地に追い込む「大増税イベント」が待っている。