羽生結弦の至極の金言「勇気が出る、涙がでる」堂本光一対談で魅せた「利他」の境地

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羽生結弦の金言にあふれた堂本光一との対談
NHK、Eテレで放送された羽生結弦と堂本光一の対談、「スイッチインタビュー」。珠玉の言葉ばかりでした。
全体の内容については当然のことながら本編にお任せ、ということで、本稿が主題としたいのは「羽生結弦の言葉」に「学ぶ」という点です。誰の言葉も「言霊」である限り学ぶこともあれば、喜ばしいこともあります。忌避すべき言葉もあるでしょう。
羽生結弦という人は、フィギュアスケートと同様に人間を、そして「言葉」を大切にしている人だと思います。誰もが言葉は大切かもしれません。でも「利己」でなく「利他」という部分で言葉を大事にするというのは難しいことです。その点で、羽生結弦は言葉を「利他」の意味でとくに大切にしていると思うのです。それは決して有名人だからという話ではなく、言葉にまつわる「志」(こころざし)という話で。それはたとえば『羽生結弦語録』全2冊で多くの方々が知るところでしょう。
文字数の制約もあり少なく、またあくまで私のピックアップとなり恐縮ですが、改めて「スイッチインタビュー」の中で言葉の大切さと興味深い箇所を引きたいと思います。敬称略、トークが前後することもまたご了承ください。
この社会を生き抜いている方々も、何かしらの孤独と孤高を抱えているはず
「この社会を生き抜いている方々も、何かしらの孤独と孤高を抱えているはずだなと思うんですよ、ちっちゃくてもね。その方々に対して、ちょっとだけでも、ほんとに、演技のちょっとした仕草だけだったとしても、なんか刺さってくれるような表現を追い求められたらいいなと思います」