育ての親と子という関係…羽生結弦がANAと歩んだ10年の歴史「子はまた親となり、その子に利害をこえた愛をそそぐ」

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ANAと歩んだ10年の歴史
2023年9月末、全日本空輸(ANA)が羽生結弦との契約満了を発表した。
「2023年9月末の契約期間満了に伴い、羽生結弦選手との契約は終了いたしました。
(羽生選手事務所との取り決めにより、一部コンテンツについては、2023年12月末まで掲載し、グッズも一部は継続販売いたします)10年の歴史に感謝の意を表するとともに、益々のご活躍を心よりお祈りしております。」(ANA「スポンサーシップ競技・選手紹介」欄より)
「10年の歴史」
そう、羽生結弦とANAには10年の「歴史」があった。ただのスポンサー契約ではない「歴史」である。
「育ての親と子」という関係
羽生結弦という存在はフィギュアスケートの世界に限らない「歴史上の人物」であることは疑うまでもない。だからこそ、見識高くそれをよく知る組織であるANAは「歴史」とした。