「刑事罰下されるべき」議員の税金の使い方に激怒…松井一郎・前維新代表「国民は岸田さんに辟易している」

2023年4月、政治団体・大阪維新の会をけん引してきた松井一郎氏が大阪市長の任期を終えて政界を去った。大阪府議時代に自民党を飛び出し、盟友の橋下徹氏と創設した組織を統率。「身を切る改革」を党是に、党派色を前面に出して大阪府知事や大阪市長のポストを独占し、地方行政の運営に一石を投じた。10年余りの「維新政治」を考える上で、松井氏は欠かせない存在だった。
現在は“民間人“となり、書籍出版、YouTubeをはじめとするメディア出演など、“ノンストレス”で日々を過ごしているという松井氏。かといって、話の切れ味が鈍ったわけではない。みんかぶプレミアム特集「税金下げろ、規制をなくせ」第7回――たるんだ現在の岸田政権をはじめ、野党の不甲斐なさに対しても“松井節”がさく裂した。
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議員は政治家利権に群がる“アリさん”みたいなもの
もう岸田さんの今の支持率を見れば、国民の皆さんが辟易としているのがわかりますよね(※11月10日現在報道各社では支持率30%を割り込んでいる)。これ、岸田さんに限らずで、政治家に対して期待してない、信頼もしていないことも言えると思います。結局皆さん、政治家利権に群がっている“アリさん”みたいなものだと思われているんです。
もちろん、自民党のみならず、維新だってそう思われている部分があると思いますよ。大阪では維新が支持されていますが、積極的な支持じゃなくて、「他の党の人に比べたらマシなことやっているよね」っていうだけ。