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「1人で裏金9000万円」安倍派議員は誰だ…退陣濃厚の岸田政権「絶望の内閣改造へ」交代は松野、西村にトバッチリで高市

 自由民主党の最大派閥である「清和政策研究会」(安倍派)が裏金問題で大荒れだ。

 安倍派に所属する議員のうち数十人がキックバックを受け、議員側にキックバックされた資金の総額は、去年までに数億円にものぼるとされているようだ。松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長を巡っては それぞれ1000万円超のキックバックを受けるも不記載であった可能性をメディアが指摘している。一方で共同通信は最近の5年間で9000万円超のキックバックを受けた議員がいるとも報じている。

 元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏は「年末に内閣改造がある可能性が浮上してきた」というーー。

目次

内閣の要である「官房長官」が辞任することは非常に由々しき事態

 支持率低迷が続いていた岸田文雄政権に、相次ぐ汚職事件で追い込まれた末の絶望の「内閣改造論」が浮上している。今、国会がある永田町で何が起きているのか。事実関係を順に追って見ていこう。

 岸田文雄首相は、自由民主党の最大派閥である「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティーの収入を不正に扱い、裏金化していた疑惑に関連して、安倍派の幹部である松野博一官房長官を交代させる方針を決定した。この交代は事実上の解任となる。首相は後任の人事について調整を進めている。

 内閣の要である「官房長官」が辞任することは非常に由々しき事態だ。過去には第2次森内閣時の2000年10月に、中川秀直氏が愛人報道で辞任した例がある。また、第2次小泉内閣では、福田康夫氏が2004年5月に国民年金保険料の未納問題により辞任した。今回、松野氏が辞任すると、2021年10月に発足した岸田内閣では、不祥事などによる閣僚の辞任は5人目となる。

安倍派「5人衆」の全滅

 内閣の重要な役職である官房長官の交代は、政権運営に深刻な不安定さをもたらし、すでに支持率が低迷している岸田首相にとっては大きな影響を与えることが避けられない。

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この記事の著者
小倉健一

1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter :@ogurapunk、CONTACT : https://k-ogura.jp/contact

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