5年前のマネックスGに約4万円投資したら今いくら…コインチェック事件はすでに過去の出来事「暗号資産は新たな時代を迎えた」

本稿で紹介している個別銘柄:マネックスG(8698)、LINEヤフー(4689)、マネーパートナーズG(8732)、セレス(3696)、MIXI(2121)、メルカリ(4385)
2023年からビットコインの価格が上昇している。しかしコインチェック事件以降、国内の暗号資産に対する熱は冷めている状態だ。その中で、国内暗号資産関連銘柄に投資したらどうなっていたのだろうか?ビットコインなどに直接投資できる中で、あえて暗号資産関連銘柄に投資する場合の勘所を探ってみよう。みんかぶプレミアム特集「最強株の選び方」第11回は【暗号資産銘柄】について語る――。
目次
2024年に入り暗号資産は新たな時代を迎えた
世間を大きく騒がせた、2018年1月のコインチェック事件から既に6年以上が経過しました。その後、仮想通貨改め暗号資産のブームは去り、業界は長い冬の時代に入りました。
しかしビットコインのチャートを見ると、2023年から上昇を開始しており、2024年2月には史上最高値を更新しています。3月も上昇が続き、2024年に入り暗号資産は新たな時代を迎えたといえる状態です。
マネックスGがコインチェックを買収。すると年々株価上昇
コインチェック事件発生後、最終的にコインチェックを傘下に入れたのはマネックスG(8698)です。大手ネット証券として知られるマネックスGですが、コインチェックが傘下に入り、暗号資産取引所大手としての側面を持つ結果となりました。実際にマネックスGの収益は、暗号資産の価格に影響を受ける(暗号資産の価格上昇→取引所での暗号資産の取引活発化→コインチェックの業績拡大)という形になりました。
それではマネックスGの株式についてコインチェックを傘下に入れた(2018年4月に子会社化)後、翌年の2019年3月末に投資していたらどうなっていたのでしょうか?下記が株価の推移です。
2019年3月終値383円