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なぜ早稲田中高は日本一の系属校なのか…学歴研究家じゅそうけん「東大に4人に1人進学できる日本一の『良いとこどり』系属校が人気なのは当然」

 早稲田大学に隣接し、多くの早稲田生にとって馴染み深い存在となっている早稲田中高。作家の坪内逍遥らによって、最も古い系列校として設立された伝統校だ(正式に大学の系属校となったのは意外にも最近で、1979年のことである)。

 だが、卒業生の進路に注目してみると、他の早慶MARCHの附属校とは少々様子が異なる。早稲田中高は早稲田大学の系属校でありながら、「進学校」としても全国レベルの実績を出す稀有な学校なのだ。

 学歴研究家のじゅそうけん氏が、隠れた進学校、早稲田中高の魅力を語るーー。みんかぶプレミアム特集「完全攻略・中学受験」第1回。

目次

半分が早稲田に内部進学、半分が一般受験の良いとこどり

「半分が早稲田に内部進学して、もう半分が一般受験をしますね。『良いとこどり』の学校だとも言われています」

 医学部受験を検討する在学生はこう語る。

 実は本校、早稲田の系属校ではあるものの、ほぼ全員が内部進学できる早大学院や早稲田実業とは異なり、大学への内部推薦枠が学年の約半数の160名分しか設けられていないのである(今の親世代に至っては、学年の3割程度しか上がれなかったとか)。

 そのため、学年の半数は外部の大学を受験するわけであるが、「進学校」としても目ざましい成果を上げているのだ。

約4人に1人が東大に合格…半分は早稲田に進む超お得な学校

 2024年入試の結果を見てみると、なんと43名の東大合格者を輩出している。一般受験をしているのは卒業生305名のおおよそ半分の150名程度なのだから、実に4人に1人が東大に合格していることになる。これはすごいことではないだろうか。

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この記事の著者
じゅそうけん

ネット上で暗躍する学歴活動家。 「受験情報×エンターテインメント」をモットーにX(旧Twitter)やYouTube上で受験ネタを面白おかしく取り上げる。 2021年に大手金融機関を退職し、人生をかけて学歴と向き合うことを決意。国内のみならず海外の受験事情も勉強中。 じゅそうけん合同会社代表。XをはじめとするSNSコンサルティングサービスを展開。 著者に『中学受験 子どもの人生を本気で考えた受験校選び戦略』(KADOKAWA)、『中学受験はやめなさい 高校受験のすすめ』(実業之日本社)がある。 本名は伊藤滉一郎。

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