総資産15億円FXトレーダー「大統領選、絶対に見逃してはいけない相場転換シグナル」なぜトランプ当選はFX初心者に追い風か

「為替相場が不透明なときほど、スキャルピングが最適解なのかもしれません」。そう語るのは、総資産15億円FX投資家のジュンFX(X:@jun123789)氏。
昨今、9月11日の東京外国為替市場で対ドルの円相場は、1ドル=140台後半まで上昇し、年初来高値を更新。10月のアノマリーや11月の米国大統領選挙が控え、まさに不透明な様相を呈しているが、一流のFX投資家が見通す市況の未来とは?
ジュンFX氏に、2024年後半戦の相場感と10月のアノマリー、そして11月の大統領選の見通しについて話を伺った。みんかぶプレミアム特集「億り人の考え方」第3回。
目次
トランプ当選で、FX初心者が参入しやすくなる
ーー2024年後半戦の相場感について教えてください。
対ドルの円相場については、月足で見ると、2023年12月に1ドル=140.25円をつけています。9月16日には一時139円台まで円高に割り込みましたが、このまま円高に振れる可能性もあれば逆に大きく跳ね返る可能性もあり、判断が難しい局面です。
また、2016年の米国大統領選挙時のように、ヒラリー氏なら円安、トランプ氏なら円高といったように決めつけにくい状況になっています。ただ、トランプ氏は好戦的な発言が多く物議を醸すことも少なくありませんが、第1期トランプ政権時は戦争が勃発したわけでもなく、意外と穏健派なんです。
強いて言えば、牽制するためのパフォーマンスを行ったときに思惑で値動きがあったくらいです。そのため彼が当選したら、ボラティリティが小さく、比較的落ち着いた相場になるのではないかと予想しています。言い換えれば、FXや株式投資の初心者が参入しやすい状態になると言えます。
トランプ当選に向けて、FXトレーダーが考えておくべきこと
ーー米国大統領選があった年末は株価が上昇基調になりやすいですが、やはり為替相場も円安に振れやすい傾向にあるのでしょうか?