金の価格、爆上がり中!10年保有で2.7倍、20年保有で7.9倍…金地金、宝飾品、アンティークコイン、ETF!いろいろあるゴールドの買い方

本稿で紹介している個別銘柄:SPDRゴールド・シェア(1326)、NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信(1328)、純金上場信託(現物国内保管型)(1540)、WisdomTree 金上場投資信託(1672)
2024年は金価格が上昇しており、金への投資に興味を抱く投資家も増えている。それでは金への投資は、実際にどのように行えばよいのだろうか?本記事では現物及び金融商品の2つの観点から、金への投資方法を解説する。みんかぶプレミアム特集「資産防衛白書」第4回ーー。
目次
金価格、20年保有で約7.9倍の価格上昇
2024年は金価格の上昇が話題となることが多いです。百貨店の金製品の展示販売会は盛況であり、現在は街の中古ブランド品買い取り店などでも、金の買い取りを行っています。
実際に金の価格は、どのような推移を見せているのでしょうか?10年前と20年前との比較が下記となります。
2024年9月 平均11,863円
2014年9月 平均4,319円
2004年9月 平均1,483円
※田中貴金属工業(https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/m-gold.php)より
2024年9月の平均価格と比べると、10年前の2014年9月の平均価格比で約2.7倍、20年前の2004年9月の平均価格比で約7.9倍となっています。
金は株や債券などの金融商品と異なり、保有しても配当金や利息などの継続収入が得られません。しかし10年保有で約2.7倍、20年保有で約7.9倍の価値上昇であり、金の投資パフォーマンスは充分合格点が与えられます。
金ってどうやって買えばいいんだ「アンティークコインってなに」
金を買うと言っても、金には以下のように様々な購入方法があります。
- 宝飾品として金を買う
- 金地金を買う
- コインを買う
上記は実物資産として金を買う方法です。宝飾品としての金はネックレスなどが有名ですが、以前から百貨店では金製品の展示販売会が開催されており、金の置物なども購入できます。
ただし、一般的には“金を買う=金地金を買う”とイメージされます。老舗の田中貴金属工業などで金地金は購入可能です。また、同社では5gから購入可能であり、少額からでも金地金の購入ができます。
そして、コインとして金に投資する手段もあります。新品の金のコインは地金と同様に購入できますが、過去に鋳造されたアンティークコインは金としての価値だけではなく、コインとしての希少価値があるものもあります。金に付加価値を求めるなら、アンティークコインへの投資も選択肢です。
金融商品としても金は買える
金は金融商品としての側面も持つ金属です。金融商品として金を見る場合、ETFや投資信託で金は購入可能です。
国内には以下の金ETFが上場しています。