中学受験偏差値30で早慶に!「コスパ最強」推薦入試ルートを大暴露…医学部に合法裏ルートで入れる「お得な」中高一貫校はどこだ

推薦入試で大学に入学する学生が増加しつつある。推薦入試専門家でリザプロ株式会社代表取締役の孫辰洋氏は「時代の変化を踏まえて、大学受験で推薦入試をすることも視野に入れた中学選び、高校選びが重要になります」という。
そこで孫氏に、わが子をできるだけ良い学校に行かせるための「コスパ最強」の推薦入試ルートを、中高一貫校選びの視点から伺ったーー。みんかぶプレミアム特集「中学受験 栄光への最短ルート」第5回。
目次
共通テストの点数80%以下でも、推薦入試なら東大に入学できる時代に
私がみんかぶマガジンに寄稿した前回の記事(え、共通テスト足きり以下で東大に!?コンテスト受賞経験皆無で東大に推薦合格した人の共通点…受験者に求められるたった1つのこと)でも解説している通り、日本の大学受験は従来型の一般受験から推薦受験が中核となる状態へと大きく変化している。
前回の記事でも解説したが、十分な対策を積めば共通テストの得点が80%以下で、コンテストなどの出場経験がないにも関わらず東大合格の可能性が開ける時代となったのだ。
前々回の記事で解説したように、大学受験において最も難関と言われている医学部受験においてすら、80%以上の大学が推薦入試を導入している状況なのだ。
2000年前後には20万人程度いた浪人生が2020年代には6万人程度まで減少でほぼ絶滅状態…現役生は9割を超えている
近年、推薦による入学者数が増加しつつある。内部進学、推薦による入学者は年々増加の一途を辿っており、一般入学者の枠は年々減少しつつある。その結果、浪人生の割合も減っている。
2000年前後には現役進学者が55万人、浪人生が20万人という割合だったのが、2020年代は現役進学者が60万人であるのに対して、浪人生は6万人程度にまで減ってしまった。なんと令和においては9割を超える人たちが現役で大学に進学しているのだ。
必ずしも一般入試を否定するわけではない。
ただ、今の多くの大学生たちは、3年生の夏に外資系企業の本選考、日系大手企業でも夏インターンの選考を控えている。こうした選考で重視されるのは、やはりプレゼンテーション能力や、課外活動などの実績だ。
また在学中に司法試験や公認会計士試験などの難関国家資格の試験に合格する大学生が現れている中で、高校3年間、場合によっては中高6年間を潰しの効きにくい一般受験の勉強に費やすのは大学入学後の世界を考える上では微妙であるという意見もネット上で目立つようになった。
そこで、もし推薦で年内に入学を確定させることができたらどうだろうか。他の同級生が一般受験の勉強に費やす中多くの体験を積んだり、資格試験の勉強に費やしたりと、効率的に時間を使うことができる。
また、大学入学後もやることが明確になることで入学後の燃え尽き症候群対策にもなる。一般入学者は「〇〇大学ならどこでも良い!」と興味のない学部まで乱れ打ちしたりするものだが、推薦入学の場合はアドミッションポリシーを意識して入学してくるため、入学後に迷子になりにくい。
その結果、大学生活を充実させ就活にも万全の状態で臨みやすいのだ。