合格実績は見なくていい!中学受験、間違えない「塾の選び方」…塾代表がぶっちゃける「大きな影響」4つのポイント

中学受験は、子どもだけの戦いではない。親の関わり方次第で、子どもの学びの質も、受験の結果も大きく変わる。それに加えて大きな役割を果たすのが、塾の役割だ。
塾の指導力、サポート体制、先生との相性などによって、子供の学力の伸びは大きく変わってくる。独学で乗り切れる高校受験、大学受験と異なり、塾通いが必須である中学受験において、塾選びは最初で最大の選択なのだ。
今回は個別指導塾Growy代表で、中学受験塾選びのプロフェッショナルであるユウシン氏に「塾選びのポイント」「塾との相性の見極め方」「伸び悩んだ際の対処法」を伺った。みんかぶプレミアム特集「中学受験の新勝ち筋」の第5回ーー。
目次
合格実績だけで選ぶのは、愚の骨頂
まず理解してほしいのが、「難関校への進学実績が高いから良い塾」ではないということ。確かに難関校への進学実績が高い塾、特定の学校に多くの合格者を出している塾は親御さんにとって魅力的に映ります。
しかし、塾選びでもっとも大切なのは「わが子の力を最大限引き出してくれるかどうか」です。本人が授業を楽しいと思っているか、授業の内容を消化できているか、塾内の一体感や競争環境を受け入れられているかといった相性をしっかりチェックしてください。
中学受験においては、子供本人のモチベーションが学力に大きな影響を与えます。子供の学力を最大限伸ばすための塾選びのポイントをお伝えします。
チェックポイント1 最も大切なことを「入塾半年後に再検討」
塾選びで最も大切なのは、子どもの学力に合った塾を選ぶこと。難しすぎると「わからない」が積み重なり、ストレスの原因になります。逆に簡単すぎると成長を実感しにくく、伸び悩むこともあります。
授業で新しいことを学んで「できる!」「わかる!」と感じることができれば、勉強は自然と楽しく感じられるようになります。
難易度があっているかどうかは、テストの結果などで判別することもできますが、授業後に「今日は何を習ったの?」「どんなことができるようになったの?」「先生は授業でどんな話をしていた?」などと聞いてあげて、授業の内容を復唱できるかどうかも重要な指標になります。
塾に通い始めてから半年も経てば、お子さんの成績が固まってきます。そのタイミングで再度、塾とお子さんとの相性を再検討してみるのがおすすめです。
まず注目すべきは、授業についていけているか。お子さんが帰宅したらノートを確認してみてください。もし、ノートがほぼ白紙だったり全く書かれていないのであれば、授業についていけていない証拠です。