暴落時は利益のチャンス!億超えトレーダーが注目する「シグナル」と「相場のバランス」攻略

わずか15万円を手に、先物取引から投資の世界に飛び込んだ下町侍@金融大学(院)(@shitamachizamu )さん。政治経済を学びながら、投資に魅せられ、資産形成の道を自ら切り拓いた彼は、最初の4年間で700万円以上の借金を抱える大敗を経験しました。
それでも投資を諦めず、実業で稼ぎながら自己流のスタイルを確立。気がつけば、数年後には億超えトレーダーになり、今では実業と合わせて年間数十億円を動かすまでになりました。
今回のインタビューでは、200日移動平均線の活用法から、短期・中長期のポジション戦略、暴落局面でのリスク管理、さらには米雇用統計や為替を踏まえたマルチアセット運用まで、投資家として生きるためのリアルな知見をじっくり伺いました。インタビュー全3回の第2回。
目次
ポジション条件は「200日移動平均線を10%以上下回る」
ーー実際に自分が銘柄を買うときに見ている条件などがあれば教えてください。
前回の記事でも説明しましたが、200日移動平均線を10%以上下回っていることが「ポジションを持つ」条件です。
相場は「上がれば下がる」、「下がれば上がる」という、陰と陽のバランスの世界だと思っています。つまり、“下がりきったところから、上がりやすい”と考えるなら、“どこまで下がったら上がるのか?”を徹底的に検証した結果、200日移動平均線の10%下が目安になったということなんです。これらは基本的に日足を見て決めています。
さらに、自分が実際にその会社のサービスを体験して、“良い”と思えたかどうか。やはり、自分で見たもの体験したものを参考にするのは大事だと思うのです。
ーー短期トレード向きの銘柄を選ぶときの判断軸についても教えてください。
まずは、繁忙期の直前かどうかをチェックします。たとえば、バレンタインが近づく2月にロッテなどのチョコレート関連株を買いたいなら、その前に仕込む。逆に、2月に入ってから買うのは遅いと思います。
また、居酒屋系の銘柄なら繁忙期は忘年会シーズンの12月。そのため、1月以降に買うことは絶対にしません。仕込むなら11月以前、つまり繁忙期の直前に買っておく。単純なことですが、これを徹底しています。
繁忙期前に株価が上がっている可能性もありますが、短期では “売上が明確に上がる月で勝負する”イメージを持って戦うのが大事です。売上が見込めない月には、エントリーしないという判断をするのです。