「マンションで資産形成」の超堅実な最短ルートはこれだ 他人に差をつける世帯年収別“狙い目”エリア&マンションも実名で大公開

マンション価格が高騰を続け、金利上昇も懸念される中、「今は買い時ではないのではないか」と購入をためらう人は少なくない。しかし、X(旧Twitter)で人気のマンション購入専門家・マンションマカロン氏(@mansion_watch)は、正しい知識と戦略があれば、マンション購入はインフレ時代における最強の資産防衛策になると断言する。
買い時の判断方法から、新築購入で失敗しないための鉄則、世帯年収別の狙い目エリア、資産価値を下げずに予算内でベストな物件を選ぶための「妥協の極意」まで、首都圏マンションの事情に詳しい同氏に実践的なノウハウをたっぷり語ってもらった。全4回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
物件選びで後悔しないために…「価値観の解像度」を爆上げせよ
住まいで稼ぐためのロードマップについて、前回の記事では最初のマンション購入の段階までご紹介しました。次に来るのが、「実際にマンションに住んで、自分の価値観を知る」という段階です。家は、実際に住んでみないとわからないことが山ほどあります。「駅近が絶対だと思っていたけど、意外と電車の音が気になる」「広いリビングより、独立した書斎が欲しかった」など、購入前に抱いていたイメージと、実際の生活で感じる価値観がズレることは日常茶飯事です。
まず一軒、家を持ってみる。その経験を通じて、自分や家族にとって本当に大切なものは何か、次の家では何を叶えたいのかという「家探しの軸」が明確になります。
一次取得者は「2段階戦略」で資産形成の最短ルートを攻略しよう
一度持ち家を手に入れてしまえば、精神的な余裕が生まれます。「家賃を払い続けている」という焦りから解放されるからです。
購入したマンションにある程度住むことによって明確になった自分の価値観をもとに、今度は焦らず、じっくりと次の住み替え先を探しましょう。それは、値上がりが期待できる話題の新築マンションかもしれませんし、理想のライフスタイルを叶える別のエリアの中古物件かもしれません。
この「中古で始めて、新築(あるいは理想の中古)へ」というステップを踏むことが、一次取得者がもっとも堅実に、そして有利にマンションで資産形成していくための王道のロードマップだと言えるでしょう。