『バチェラー・ジャパン』シーズン6からわかる、最後に選ばれる女性の特徴…あまりに自然すぎて一見何もしていないかのような魔法のモテテクニックたち

エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社の調査「動画配信(VOD)市場5年間予測(2024-2028年)レポート」によると、2023年における動画配信の国内市場規模は5,740億円で、前年比8.2%増で、2028年には7,371億円規模へ伸長する見込みだという。
そんな動画配信市場をけん引するのが、Amazonプライムオリジナル動画コンテンツの『バチェラー・ジャパン』だ。最近、シーズン6がリリースされ、SNSでも話題沸騰だった。
恋愛コラムニストのやまとなでし子氏が、今回のシーズン6を「最後に選ばれる女性の特徴」という観点から批評するーー。みんかぶプレミアム特集「最強モテ術大全」第1回。
目次
花男くらいでしか観測できない、少女漫画でもやりすぎスペックなバチェラー
発表時から、「天然記念物レベルにパーフェクトなスペックを持ったバチェラーが登場した!」と、シリーズファンを激震させたシーズン6。今回のバチェラー、久次米一輝さんはシリーズ初の医師、超名門校卒、あの共立美容外科理事のご子息、さらには超弩級にお顔が良いという、全てのスペックを兼ね備えた、フリーでいることが奇跡に近いような存在。少女漫画でもここまでのキャラはあまりにやりすぎで、花より団子くらいでしか観測できないレベル。前世でどんだけ徳を積んだんだ…。
しかもこのスペックとルックスでありながら、遊んでいなそうなのがまたすごい……。
邪な心を持っていたら、このスペックを活用して、常時10人くらい女を侍らせていてもおかしくないのに、そんな気配がなく、真面目さが端々から滲み出ているのです。なんとできた人間なのか。そんな彼を落とした女性と、落とせなかった女性から、選ばれるための特徴やテクニックを学んでいきたいと思います。
恋愛って難しい!自らやらかしてしまった女性たちから学ぶ
そんなバチェラーを巡って、今回は14人の女性達が争奪戦をくり広げました。女性陣のアプローチも様々ですが、逆に自ら悪手を踏んでしまう女性も。
例えば元ワインバー勤務・田﨑樹理亜さん。まだ初期の段階で、「他の誰よりも一輝くんのことが好き」と強めに愛を告白した彼女。これが自分に自信があって、オスみに溢れ、爆モテしてきたタイプのバチェラー相手なら、「自分はモテる」という前提と自負があるので、違和感を抱かれることもなく、そこまで悪手にはなりませんでした。ただ、久次米さんはそういうタイプではなく、恋愛面では割と控えめな印象。
まだ、お互いよく知らない状況かつ、「他の誰よりも」と比較が難しい内容で強めに断言されても、「なぜこの関わりの薄さでそこまで?」と逆に不安と猜疑心を煽る形になってしまったように思います。時間や機会が限られたバチェラーという環境だからこそ、気持ちを伝えたいこともよくわかるので、とても難しい…!
結婚の前には恋愛があることが抜けてしまったパターン
一方で、「結婚」という目的を意識しすぎて、本末転倒になってしまった女性も。ピラティスインストラクター・西田祥子さんは、シンデレラローズという、背水の陣で自らデートの機会を作れるローズを獲得し、ツーショットデートに臨みました。
しかし、そこで繰り出される主な話題が結婚観。「相手の弱いところも受け入れて一生に支えながら困難を楽しんでいきたい」と、奥さんとしてはめちゃくちゃ魅力的な懐の広さを見せてくれました。ただこれ、婚活だったらとてもいいのでしょうが、今回は結婚がゴールといえども、その前にあるのは恋愛。まずはドキドキさせたり、心の距離を縮めて、相手の心を動かすのが第一。結婚後のビジョンや条件はその次です。恋愛を進める前に、その先の話ばかりしても、心が育っていないので本末転倒。その結果、せっかくのツーショットの時間に心を動かすことができず、脱落となってしまいました。
未来を想像させてポジティブイメージを植え付ける
久次米さんを射止めたのがインバウンドビジネス企画開発・石森美月季さん。彼女はもともと久次米さんとは知り合い。それが吉と出るか凶と出るか、かなり博打な立ち位置でした。しかし、そこからゴールまでのバチェラーへのコミュニケーションの取り方がとても上手だったように思います。