マンション購入後に後悔する人の共通点「こんなはずじゃ…」なぜ初心者は自信満々に高値掴みをしてしまうのか

首都圏のマンション価格高騰が止まらない。「今買うのは高値掴みになるのでは」という不安の声も聞かれる中、首都圏マンションに関する情報発信で支持を集めるマンション購入専門家・ストーミオ氏(@stormio_cond)は、「価格下落を待つのは得策ではない」と断言する。
資産価値が落ちない物件選びの3つの軸から、初心者が陥りがちな失敗を防ぐ情報収集術、住み替えを前提とした賢い資産形成のロードマップまで、同氏に詳しく話を伺った。全4回の第2回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
間取りや内装の前に、プロがまず〇〇を見る理由
次に重視するのは、マンションの「規模感」、つまり総戸数がどれくらいあるかです。結論から言うと、規模は大きければ大きいほど、マンションとしてのメリットが増大します。
大規模マンションのメリットとしてまず挙げられるのは、共用施設の充実です。ゲストルームやキッズルーム、フィットネスジムなど、小規模マンションにはない豪華な共用施設が利用できることが多いです。
またランドマーク性を備えているのも、大規模マンションのメリットだと言えるでしょう。規模が大きいと、それだけで街のランドマークとなり、外観の存在感や知名度が高まります。「あの大きなマンションに住んでいる」という満足感は、日々の暮らしの質を高めてくれます。
同じ駅でも価格が数千万円変わる“最強ブランド”の正体
そして見逃せないのが、リセールバリューの強さです。上記に挙げたメリットは、売却時の「売りやすさ」にも直結します。知名度が高く、魅力的な共用施設を持つ大規模マンションは、中古市場でも人気があり、資産価値が維持されやすい傾向にあります。
特にその傾向が顕著なのが「タワーマンション」です。同じ駅、同じような築年数であっても、タワーマンションか否かだけで、価格が数千万円、割合で3~5割違うケースが見られます。規模感を示す指標の中でも、タワーマンションという特質は、資産性の観点から非常に強力なブランドであると言えるでしょう。