「お金がない」は言い訳でしかない!億超え投資家が教える資産アップ術

サラリーマン時代に貯めた300万円から億を超える資産を築いたkenmo(@kenmokenmo)さん。
初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)が絶好調で17万部を売り上げたという。
2025年下期の相場はどうなると見ているのかkenmo氏に伺いました。インタビュー全3回の第1回。
目次
トランプ関税が日本に与えたインパクト
ーー8月1日からトランプ関税がスタートしました。今回の関税はどういうインパクトがあるとお考えでしょうか?
ニュースなどで出ている情報はチェックしているものの、今後のことは分からないというのが正直なところです。ただひとつ言えるのは、日経平均もTOPIXもグロースも、すべてのチャートがトランプ関税を織り込んだ上で「上に行きたがっている」ということです。
IR説明会などで企業の方々に「トランプ関税の影響は?」と聞いても、大概は「多少影響はあると思いますが注視していきます」といった濁した表現が返ってきます。
ただ、僕の見立てでは、7月・8月の時点でトランプ関税リスクは織り込み切っていて、今の相場にはほとんど影響がないと思っています。僕自身も「関税リスク」についてはもう気にしていません。
インフレ下での戦い方とは
ーー8月までの上昇はどういう期待が背景にあったとお考えでしょうか?
2つあると思っています。1つは今年から本格的に始まったグロース市場改革。2030年に時価総額100億円という基準が設けられたことで、時価総額100億円に満たないグロース企業が危機感を持ち始めました。実際に今回のグロース市場改革によって成長戦略を大きく見直したグロース企業も多く、トランプ関税の影響を受けない内需系のグロース株に資金が集まりました。今回の株高を先に牽引したのがグロース指数である点が、それを表していると思います。