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超低コストで「AIミュージシャン」が作れる時代がやってきた!あなたはまだAIを“使う側”にならないの?

(c) AdobeStock

 投資家やマーケター、インフルエンサーなど多様な顔を持つイケハヤ氏。そんなイケハヤ氏がいま注力しているのが、AIを使って楽曲およびそのミュージックビデオを製作する「AIミュージシャン」だ。AIを使ってどうやって音楽を作るのか、またAIミュージシャンを活用したマネタイズの方法について、イケハヤ氏にうかがった。みんかぶプレミアム特集「激アツ副業・スモビジリスト」第9回。

目次

AIで音楽が「みんなのもの」に

 僕はいま、「AIミュージシャン」の楽曲・ミュージックビデオ(MV)制作にハマっています。もともと僕は「咲耶」というキャラクターを作っていて、アニメ化もされました。そんな咲耶を広めていくために、「咲耶をミュージシャンにしよう」という取り組み自体は以前から進めていました。

 そのときは、実際のミュージシャンに歌ってもらう予定だったのですが、1曲の歌を世に出そうと思うと、本当にお金がかかるんです。スタジオを予約して、ミュージシャンと契約して、編曲作業も誰かに依頼して……となると、100万円単位のお金がかかってしまう。そんなわけで、僕の夢は一旦保留状態になっていました。

 そんな中で、「AIで音楽が作れる世界」がやってきました。それを知った僕は、「自分で作れるならやってみよう!」と思い、始めてみることにしたのです。ただ、去年の段階では正直、どうもイマイチな仕上がりでした。

 「さすがにまだAIで自分が納得できる音楽を作るのは難しいか」と思ってしばらく放置していましたが、今年の5月くらいに改めて生成AIを使ってみたところ、めちゃくちゃ進化していることに気づきました。それからというもの、ハイペースで音楽を作っています。

  僕自身、かつて少し音楽をやっていて、プロのミュージシャンを目指したこともありました。いまは咲耶のアニメ制作にも携わっています。音楽やコンテンツ作りの大変さを知っている僕だからこそ、「こんなに簡単に歌が作れてしまうのか!」との衝撃は大きかったですね。

 AIミュージシャンの利点は、圧倒的なコスパの良さです。僕の場合、これまで100ドルほど課金して100曲以上作っているので、1曲あたり100~150円程度でできてしまっています。これはとんでもない革命です。しかも作曲の知識が一切なくても作れてしまうわけですから、音楽は完全に民主化されました。

AIを“使う側”に回ろう

 ただ今後AIミュージシャンが台頭したとしても、人間のミュージシャンの役割がなくなることはまずないでしょう。ライブでその場の空気を取り入れつつ、目の前で演奏して歌うなんてことは、人間にしかできませんからね。

 とはいえそれでも、一部で「無断学習によって成長したAIを使うべきではない」といった意見があることは当然僕も知っています。AIを使ったマーケティングは、とくに企業の場合には一歩間違えると炎上しかねない可能性も現状ではあります。クリエイターの立場からしても、相場が破壊されてしまうわけなので、反発はあって当然でしょう。

 ただしこれだけ進化のスピードが速い中で、遅かれ早かれ、「音楽にAIを使う」ことは当たり前になっていくと思います。むしろすでに、作曲や録音、編集などを行うソフトウェアの「DAW」と連携できるAIが出てきたりなど、プロの音楽の現場にもAIが使われ始めてきています。

 そう考えると、今後の音楽はAIで作った音楽と人間が作った音楽の境目がどんどん曖昧になっていくのではないかと考えています。

 今後、多少の反発はありながらも、AIが作った音楽が世の中に出回っていくことは必然です。そうであるならば、早い段階で「使う側」に回った方がいいのではないかと、僕は思います。

AIミュージシャンの作り方

 では具体的な作り方をお教えしましょう。

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