就活の成否は「面接前に9割決まっている」プロが断言するワケ 希望企業の内定を最速で掴むために今すぐやるべき“2つのこと”
2027年卒の就職活動が本格化する11月。周囲から早期内定の声が聞こえ始め、焦りや不安を感じている学生は少なくないだろう。しかし、「就活の名人マガジン」を運営し、「就活の名人」として数多くの学生を支援してきた菊池英夫氏(@meijin_job)は、「11月の今から準備を始めても、優良企業の内定を勝ち取ることは十分に可能だ」と断言する。
かつて「就活全滅」という挫折を味わい、その泥臭い経験から「逆転内定」の奥義を導き出した同氏が、希望企業から内定を勝ち取るために今から27卒就活生がやるべきことを徹底解説。多くの学生が失速する“魔の11月”をいかに乗り越え、SPI、ガクチカ、企業選びといった具体的な課題をどう攻略すべきか、そのすべてをたっぷりと語っていただいた。全5回の第5回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「27卒就活、これだけやればうまくいく――逆転内定の勝ち取り方」の一部です。
目次
ガクチカで失速する人の“残念な共通点”とは
前回の記事で、ガクチカこそが面接で最も深掘りされるメインディッシュであるとお伝えしました。つまり、最も自信があり、いくら深掘りされても耐えられる「一番強いエピソード」は、必ずガクチカのほうに持ってくるべきなのです。
たまに、一番良いエピソードを自己PRで話してしまい、その後のガクチカで話すネタがなくなってしまう学生がいますが、これは非常にもったいないです。構成の順番は「自己PR→ガクチカ」であることが多いですが、重要度とエピソードの強度は「ガクチカ>自己PR」だと肝に銘じてください。
そして、自己PRでは、ガクチカとは別のエピソードを使って、あなたの別の強みをアピールするのも効果的です。たとえば、ガクチカで「課題解決能力」をアピールしたなら、自己PRではサークル活動のエピソードを基に「協調性」をアピールする、といった具合です。これにより、あなたは単一的な人間ではなく、多様な魅力を持った人材であると印象づけることができます。
希望企業の内定を最速で掴むために、今すぐやるべき2つのこと
さて、ここまで就活市場の動向、11月の過ごし方、具体的な選考対策についてお話ししてきました。最後に、いち早く希望の企業から内定を勝ち取るために、今この瞬間からアクセルを踏むべき2つの具体的な行動についてお伝えします。
まずはインターンシップについて。もはや言うまでもありませんが、現代の就活においてインターンシップへの参加は、内定獲得のための必須条件となりつつあります。
「インターンは職業体験の場でしょ?」なんていう悠長な考えは、今すぐ捨ててください。企業にとってインターンは、優秀な学生を早期に見つけ出し、青田買いするための「実質的な選考の場」です。