インフレ時代に勝ち続ける!投資助言者が注目するセクター、厳選銘柄を公開

本稿で紹介している個別銘柄:インテル(INTC)、エヌビディ(NVDA)、アップル(AAPL)、イーライ・リリー(LLY)、メルク(MRK)、富士フイルムホールディングス(4901)、エーザイ(4523)、シスメックス(6869)
史上最高値を更新し続ける日経平均株価は、どこまで強さを維持できるのか。また、相場の土台となっているAIブームにはどんな「ほころび」が潜んでいるのか。
好調相場の裏側で、プロは何を見て、どこに警戒しているのか。投資歴20年超、投資助言者として日々投資家にアドバイスを届ける投資助言者(馬)(@Investment_UMA)さんに、高市早苗首相が政権運営を進める中で、今後注目すべき銘柄について伺いました。
インタビュー全2回の最終回。
目次
ポジションの偏りはどう見る?
ーー馬さんは取引をする上で何を見ていますか?
株では出来高を見ていますが、FXではOANDAのオープンオーダーとオープンポジションを重視しています。ポジションの偏り・ストップの溜まり具合で市場心理が読めるためです。
ーードル円に関して、上昇相場へ切り替わったと感じたのはいつ頃ですか?
今年の8〜9月ごろから完全に切り替わり始めました。それまではレンジでしたが、9〜11月で明確にトレンドが復活したため、海外旅行をしたい人にとっては「また円安か…」という状況です。
米国株はどこまで上がる?
ーーその一方で、米国株はこのまま上がると思いますか?
極端に言えばNYダウが10万ドルに行ってもおかしくありません。買われすぎを感じる瞬間はありますが、いろいろな指標を見ていると「まだ行ける」と感じる局面のほうが多いです。今は、特定の銘柄だけが強いわけではなく、ビットコイン、金・銀・プラチナ、コモディティ、株も全てが上向きです。バランスの悪い上昇ではないため、上昇余地があると判断するのが自然でしょう。
ーー高市首相が誕生したことによる「高市トレード」も話題になりましたが、上がった銘柄は限られていましたよね。
それは単純にタイミングですね。たしかに高値掴みのリスクはありますが、高市政権の政策も追い風になって、国内外で全体的に買われる地合いが続いているとも言えます。
高市政権が掲げる注目セクター
ーー高市首相が政策の柱として掲げているセクターの中で、以前から注目していた分野はありますか?また、避けたい分野はありますか?
私は前から テクノロジー系と医療系 は見ていました。
一方で、円安・物価高・賃上げ圧力が長期化し、コスト上昇を価格転嫁しにくい業種は厳しいため、避けたいセクターは外食、小売、サービス、運輸、物流、アパレル、百貨店などと考えています。