中学受験のプロが伝授!「あと1点」稼ぐための算数の解法

中学受験の合否を分ける算数。実は直前期でも点数を伸ばせる分野がある。進学塾VAMOSの代表・富永雄輔氏は次のように語る。
「入試で合否を分けるのは、大問1〜2の計算問題や一行問題です。中学受験は1〜2点差で合否が決まることも珍しくありません。前半の典型問題を落とすダメージは大きいのです。一行問題の多くは『解法パターン』が決まっているので、パターンさえ覚えていればミスなく短時間で解答できます。ここを短時間で解き切り、後半の応用問題に時間を残すことが大事なのです」
典型問題の解法を「暗記」しておくことは、今からでも間に合う対策だ。
「直前期に新しい応用問題に手を出すのは危険です。それよりも、つるかめ算・線分図・比・速さなど、頻出パターンの解法を体に叩き込んでおくほうが確実に点数が伸びます」
今回は偏差値55〜60前後の受験生が直前期にやっておくべき典型問題を厳選した。解けなかった問題は、解法を丸暗記して受験本番に望んでほしい。合否を分ける「あと1点」を稼ぐために役立つはずだ。連載全3回の第2回。
目次
瞬時に解けないと危険「つるかめ算・消去算・追いかけ算」
(1)
A君とB君はじゃんけんをして、勝つと階段を2段のぼり、負けると1段おりる遊びをしました。30回じゃんけんをしたところ、A君ははじめの位置より9段上にいました。A君は何回負けましたか。なお、あいこは回数にふくめません。
(2)
ミカン3個とリンゴ2個を買うと480円になり、ミカン5個とリンゴ7個を買うと1350円になります。ミカン1個の値段は何円ですか。
(3)
3.3kmの道のりを、はじめは分速60mで歩き、その後分速240mで走ったところ、25分かかりました。分速240mで走ったのは何分間ですか。
(4)
弟が分速70mで家を出発しました。その13分後に兄が家を出発し、分速200mで弟を追いかけました。兄が弟に追いつくのは、兄が家を出発してから何分後ですか。