人生を劇的に変える“最新AI仕事術”の全貌 「AIを“最強の相棒”にして、仕事の8割を任せる」 AIとの“対話”でExcelを自由自在に使いこなす方法とは

終わりの見えない残業、作成に手間取る資料やメール。「もっと効率よく働きたい」と願いながらも、目の前の業務に追われ続けているビジネスパーソンは多いはずだ。しかし、「エクセル兄さん」ことたてばやし淳氏(@excel_niisan)によれば、AIを活用することで、サラリーマンも本来の業務により集中できる環境を整備することができるという。
生成AIこそが人間らしい生活を取り戻す「最強のパートナー」であると説く同氏に、Excel関数の丸暗記が不要になるAI活用術から、Geminiを用いた爆速スライド作成、違和感のないメール文面の生成法まで、現場で即戦力となるノウハウを徹底解説していただいた。全5回の第1回。みんかぶプレミアム特集「AIで稼ぐ『シン・仕事術』」第1回。
目次
人生を劇的に変える「最新AI仕事術」の全貌
皆さん、こんにちは。「エクセル兄さん」こと、たてばやし淳です。私はYouTubeやUdemy、そして執筆活動を通じて、Excelを中心とした業務効率化のノウハウを10年近く発信し続けています。元々は、Excelの関数やVBA(マクロ)を使った自動化技術を教えることが私の専門分野でした。しかし、ここ数年で私の発信内容は大きく変化しました。それは「生成AI」の登場によるものです。今、私はExcelとAIを組み合わせた、新しい時代の業務改善メソッドを提唱しています。
なぜ、私がこれほどまでに生成AIに注目しているのか。その原点は、私自身の20代の頃の苦い経験にあります。当時の私は、家業を手伝いながら、他の仕事も掛け持ちするという「トリプルワーク」の生活を送っていました。IT担当者が自分しかいない環境で、朝から晩まで業務に追われ、自分の時間はほぼ皆無。忙しすぎて体調を崩すこともありました。その時、「このままではいけない、働き方を変えなければ」と痛感し、業務の自動化や効率化の研究に没頭し始めたのです。
AIを味方につけて、人間らしい生活を取り戻す方法
そして現在、私は2人の子どもを育てる父親でもあります。子育てと仕事の両立は、まさに時間との戦いです。子どもは待ってくれませんし、予期せぬハプニングも起こります。そんな中で、家族との時間を守り、かつ仕事の成果を最大化するためには、徹底的な「時短」が必要です。かつて私を救ってくれたのがExcelの自動化だとしたら、今、私を助けてくれているのは間違いなく生成AIです。AIは、忙しい現代人が人間らしい生活を取り戻すための、最強のパートナーなのです。この短期連載では、私が日々実践し、多くの受講生に伝えている「現場で使えるAI活用術」を、たっぷりとお伝えできればと思います。
雑務の8割は「最強の相棒」に任せていい
私がAI活用において最も大切にしている考え方、それは「雑務の80%をAIに任せる」というものです。私たちは普段、仕事を「ゼロから100まで」自分一人で完結させようとしがちです。真っ白な資料に向き合い、構成を考え、下書きを作り、清書し、推敲する。このすべての工程を一人で背負い込むから、時間が足りなくなるのです。特に、着手する瞬間のエネルギー消費は凄まじいものがあります。「さあ、やるぞ」と気合を入れなければ始められないような重たいタスクこそ、AIの出番です。
具体的には、最初の「たたき台」を作る工程をAIに任せます。例えば、会議の議事録であれば、録音データをAIに渡して「要約して」と頼む。業務レポートであれば、箇条書きのメモを渡して「レポートにして」と頼む。これだけで、仕事の80%にあたる「ベース作成」が完了します。AIが作った成果物は、完璧ではないかもしれません。しかし、人間がやるべきは、そのAIが作った8割の完成度のものをチェックし、微修正を加えて残りの2割を仕上げることだけです。ゼロから生み出す苦しみから解放されるだけで、業務スピードは劇的に向上します。