「デザインセンス不要・構成丸投げ」のAIスライド作成革命で日々の仕事が一変する…Excelを投げるだけで「ほぼ完璧」な資料が完成するAI活用術を伝授
「AIは期待外れだった」「自分でやったほうが早い」──かつてそんな失望を感じ、AIから離れてしまったビジネスパーソンは少なくないだろう。だが、株式会社Uravation代表の佐藤傑氏は、2026年の今、AIはすべてのビジネスパーソンにとって必須のスキルになりつつあると指摘する。
本稿では、最新モデル「GPT-5.2」や自律型エージェント「Manus」を駆使し、業務の9割をAIに任せるための実践知を同氏が公開。「プロンプト・エンジニアリングは死語になりつつある」と語る彼が提唱する「コンテキスト・エンジニアリング」の極意とは。スライド作成から人事評価、ファクトチェックまで、劇的な生産性革命を起こすための「AI活用の全技術」を余すところなく語っていただいた。全5回の第2回。みんかぶプレミアム特集「AIで稼ぐ『シン・仕事術』」第7回。
目次
デザインセンス不要・構成丸投げのスライド作成革命
さて、ここからは具体的な業務効率化の話をしていきましょう。まず、一番分かりやすい変化として挙げたいのが「スライド作成」です。
ビジネスマンなら、パワーポイントで資料を作る機会は多いですよね。これまでも「ChatGPTでスライドが作れます」という機能はありましたが、正直、クオリティは微妙でした。
以前のモデルでスライドを作らせると、どうなるか。出てくるのは、たとえば真っ白な背景に、黒い文字がただポンと置いてあるだけのスライドです。レイアウトも何もない。「これ、大学1年生が初めて授業で作ったパワポですか?」と言いたくなるような、なんとも頼りない出来栄えでした。もちろん、そこから人間がデザインを整えたり、図を入れたりすれば使えますが、それだと「AIに任せた」という意味があまりないですよね。
ところが、つい数日前(※取材時点)にリリースされた最新モデル「GPT-5.2」を使ってみて、僕は本当に驚きました。スライド作成の能力が、劇的に向上していたんです。
新卒社員並みのクオリティを秒速で叩き出すGPT-5.2の真価
今のGPT-5.2が作るスライドは、僕の感覚で言うと「新卒1年目の社員が、研修を受けた後に初めて作ったスライド」くらいのレベルには達しています。「なんだ、新卒レベルか」と思うかもしれませんが、これはすごいことなんです。
ちゃんと見出しがあって、箇条書きが整理されていて、配置もそれなりに整っている。真っ白な背景だけじゃなくて、最低限のデザインも適用されている。とりあえず会議のたたき台として使うには十分なクオリティのものが、一瞬で出てくるようになりました。
Excelを投げるだけで「ほぼ完璧」な資料が完成
さらにすごいのが、Excelファイルなどのデータを読み込ませた時の挙動です。たとえば、売上データの入ったExcelファイルをChatGPTにアップロードして、「このデータを使ってスライドを作って」と頼むとします。
以前なら、単に数字を羅列するだけだったり、表が崩れていたりしました。でもGPT-5.2は、ちゃんとカラム(列)の幅を調整したり、見やすいように色をつけたりして、表組みをデザインしてくれるんです。「この数字は強調した方がいいな」とAIが判断して、太字にしてくれたりもします。