ガチんこ「大手チェーン冷やし中華」食べ比べ! 3位魁力屋 2位王将 1位は…来来亭? バーミヤン? 日高屋?

1位は激ウマ! 大手チェーンの冷やし中華ランキング
夏の定番メニュー「冷やし中華」は、ラーメン業界のサザンいやTUBEいや湘南乃風だ。ひと口食べれば猛暑も「夏フェス」みたいに楽しめるぞー!
熱ッチ熱ッチ熱ッチ!!!! 燃えてるんだローカー!!!!
ということで熱い夏にぴったりの冷やし中華を食べまくって1位から10位までランキングを付けてみた。
味の特徴が分かるようにしといたから、ぜひ自分好みの「冷チュー」を選んでくれ。
10位 幸楽苑 冷やし中華(税込み690円)

このランキングでは10位が3つある。幸楽苑の冷チューは輪ゴムのように噛み応えのある中太麺が特徴だ。具材は種類が多く、ハムとチャーシューが両方あるのと、他チェーンにない茎ワカメがいい。カタメの食感の太麺をワシワシ食べたい、という人にオススメ。ヤワラカメの麺が好きな人は(炭水化物が少ない)ロカボ麺(100円増し)を選ぶといいだろう。
10位 バーミヤン 七彩の冷やし中華[醤油/ゴマ](税込み769円)

中細麺でボリュームたっぷり。具材の種類は普通だが量が多くておトク感がある。タレは醤油とゴマがあって、どちらもマイルドな味付け。お子様もおいしく頂けるが、筆者的にはもっとパンチが欲しい。とにかく麺も具もたっぷりなのが特徴。腹一杯になりたかったらバーミヤンでこいつを食ってくれ。
10位 ラーメン花月嵐 冷し中華そば彩夏(税込み820円)

冷や麦やそうめんのような味わいの白い細麺は、量が2玉分くらいある。タレは酸味が抑えられあっさりしていて、さらに上からニンニク、チャーシューの焦げ味のある独特な風味のタレが少量かけてある。当たり前の冷チューとは違う、ラーメン花月嵐らしい独特の味わい。ボリューム感があって満腹になった。
8位 福しん 冷やし中華[さっぱり醤油ダレ/ピリ辛胡麻ダレ](税込み680円)

9位じゃないのは8位が2つあるから。福しんの特徴は、輪ゴムのような食感の緑色のクロレラ麺。筆者は「麺カタメ」が好みなので喜んで食べたが「フツウ」「ヤワラカメ」を注文する人はNGだと思う。あと普通盛り(麺150グラム)は量が足りないので、食いしん坊は(レシートに印刷されているクーポン券を使って)必ず大盛りを注文しよう。具は標準的。さっぱり醤油ダレは超薄味で酸味をほとんど感じないのに不思議とおいしく食べられた。ピリ辛胡麻ダレは蒸し鶏、クラゲ、ワカメと相性がいい。
8位 ぎょうざの満洲 冷やし中華(定番しょうゆ味)(税込み710円)

さっぱりした醤油タレがたっぷりで、冷やしラーメンみたいな感じ。味が「福しん」と似ているのは、チェーン展開している(東京)城北地区や埼玉地区が猛暑地帯だからだろう。40度近い暑さだと水のようにさっぱりしたタレがおいしいのだ。噛み応えがある中太麺で、量は平均レベル。トッピングは煮卵がデフォルト。チャーシューも味がいい。1.5玉(大盛り)がプラス60円(税込み)と、他のチェーンよりおトク。食いしん坊は1.5玉を選ぼう。
6位 幸楽苑 ごま油香る彩り野菜と蒸し鶏のさっぱり冷やし中華(税込み690円)

たっぷりのベビーリーフの上に蒸し鶏のほぐし身が乗っている。10位の冷やし中華と同じゴムのように噛み応えがある太麺も、蒸し鶏、ベビーリーフとまぜまぜして食べるとさほど気にならなかった。タレはすごくマイルド。野菜たっぷり、タンパク質も摂取できるので、栄養バランスが気になる女性にも、血糖値の急上昇を気にしている男性にもオススメだ。
5位 バーミヤン 海鮮の冷やし中華[醤油/ゴマ](税込み879円)

バーミヤンは冷チューが2種類あるが、筆者のオススメはこちら。大きくてぷりぷりしている海老やカニカマは、ゴマタレで食べたらとてもおいしかった。麺はカタメにゆでられていて、ちょうどいい歯応え。七彩の冷やし中華同様、具も麺も多めなので食いしん坊にもオススメ。
4位 餃子の王将 冷し中華(税込み748円)

カニカマが本物のカニに近い食感でGOOD。チャーシューもポイントが高かった。タレはお酢が弱く背油のとろみや旨味を感じるが、レモンの風味が加えられてさっぱりと仕上がっている。麺は細麺。とろみのあるタレによく絡んで、ネットリした食感が楽しめる。ゆで加減は今回唯一の「ふつう」で、ゴムのように硬い太麺が苦手という人にはオンリー1の逸品。
3位 ラーメン魁力屋 冷やし中華(並)(税込み858円)

看板と外壁が真っ赤なことで有名なロードサイドに多いチェーン店。「背脂チャッチャ系」と称される京都ラーメンの店なので、関西風に冷チューを「冷麺」と呼んでいる。魁力屋の冷麺は韓国料理に近く、ゴムのように硬い麺がステンレス製ボウルに入っている。タレは酸味がほどよく効いていて、爽やか。刻みのりが入っているのも関西風の特徴のようだ。
2位 餃子の王将 辛い冷し中華(税込み748円)

辛いのが好き、という人にぴったりの変化球的冷チュー。4位の冷し中華に花椒油などの香りが加わって、高級感のある味わいだ。ただし一味粉、激辛ラー油の辛さが尋常ではなく、激辛麺好きの人でないと食べられない。筆者は食後1時間くらい唇が痛くなった。
1位 来来亭 冷麺(税込み840円)

来来亭も京都ラーメンのチェーン店。メニューには「冷麺」と書かれており、ステンレス製のボウルに盛られて出てくる。マヨネーズ入りのタレはエビマヨのように麺にねっとりと絡む。タレは「からし入り」「からし抜き」が選べるが「からし入り」のほうが断然ウマい。噛み応えのある極太麺はタレとの相性がよく超絶おいしかった。具材は3種類しか乗っていないので、食いしん坊の人はトッピングを追加するか(味玉、キムチ入り)特製冷麺(税込み1010円)を注文するといいと思う。ランチタイムには無料でご飯が付けられる。食いしん坊はタレを絡めた極太麺と一緒にご飯をガッツリ頂くべし。
あなたはおいしく感じるかも? ワースト3も発表
最後に、筆者の口に合わずランク外になった冷チューも紹介しておこう。ド定番が食べたいという人は、これらが一番おいしく感じるかもしれない。
ワースト3 丸源ラーメン 丸源冷麺(税込み825円)
冷チューではなく韓国冷麺風のメニュー。カツオ、昆布からとった和風だしと牛の旨味が入ったスープはあっさりしていておいしい。麺はやや太めの細麺で断面が丸く、ゴムのように硬い食感だ。誰でもおいしく食べられるのだが、本格的な韓国料理店の冷麺と比べるとこのランクになってしまう。
ワースト2 大阪王将 五目冷やし中華(税込み740円)
中太麺は旨味があっておいしい。醤油タレも甘味を感じるものでおいしい味だ。ただし具はもやしが多くて貧相。トッピングのマヨネーズも、タレの甘さとの相乗効果でくどい味になる。ワースト2。
ワースト1 日高屋 黒酢しょうゆ冷し麺(税込み550円)
大手チェーン店の “東の雄” 「日高屋」の特徴は、黒酢ダレの強烈な酸っぱさ。具材はわざわざ別皿に盛られているが、少ない。全体的に家庭で作る冷チュー(シマダヤなど)とほぼ一緒なのでワースト1にした。タレも麺も具材も「セオリー通り」なので「ド定番が食べたい!」という人にはオススメできる。