【PR】オンラインゲーム起点から多角化への挑戦 サイバーステップホールディングス(3810)が描くビジョン
サイバーステップホールディングス(3810)は、オンラインゲームを中心に事業を築いてきた企業グループです。現在は持株会社(ホールディングス)体制のもと、ゲームや関連事業に加え、環境・循環型ビジネスやフィンテックなど、従来の枠組みにとらわれない分野への展開も視野に入れています。

“多角化”というと「事業を広げる」ことに目が行きがちですが、同社の挑戦を読み解くポイントは、 「どう広げ、どう束ね、どう動かすか」まで含めた経営戦略を描いている点です。この記事では、そのグループ設計の根底にある同社の思想をもとに、サイバーステップホールディングスが新たに目指す姿を分析します。
KEY POINTS
- オンラインゲームを起点に、エンタメ事業にとどまらない新領域に事業を拡大
- 単一事業依存から脱却し、多角化×統合性×機動力で成長と安定を
- 成功のカギは心・生活・未来で価値を生み出す「3E Value」の考え方
目次
オンラインゲームをメインに成長してきたサイバーステップとは
サイバーステップは、オンラインゲームの開発・運営をメイン事業として展開してきました。同社の強みはゲームを「作って終わり」ではなく、「常にゲームを改良することで体験価値を積み上げていく」スタイルで事業基盤を築いてきたこと。リリース後も改善を重ねながらユーザーとの接点を保ち続けるビジネスで基盤をつくってきました。
代表的なサービスのひとつが、オンラインクレーンゲーム「トレバ」です。スマホやPCから実際のクレーンゲーム機を遠隔操作できる仕組みで、国内だけでなく海外でも人気を博しています。

同社の根底に流れるのが、「PLAY THE NEXT」というパーパスです。
ここでいう「PLAY」は、単に遊ぶという意味にとどまりません。「楽しむ思想」として定義し、デジタルとリアルを行き来する体験づくりや、ユーザーが参加できる形の価値づくりにつなげています。こうした姿勢は、「『PLAY』の思想で、人と社会の“次”をひらく」という言葉にも表れています。

現在、サイバーステップホールディングスはこの思想をエンタメ領域の外にも広げようとしています。フィンテックや環境・循環型ビジネス、セールス支援といった新しい分野に取り組む方針を示し、2025年12月1日付で持株会社体制に移行しました。
戦略的多角化で目指す成長と安定の両立
同社が多角化に踏み出した背景には、既存事業が抱える課題がありました。

オンラインゲームなどのビジネスモデルは成長が加速しやすい一方で、ユーザーの好みの変化や競争環境、プラットフォームの動きなど外部要因の影響を受けやすく、業績が変動しやすい側面があります。事業が一つに偏っていると、その変動が大きなリスクとなってしまいます。
また、短期業績の波に投資判断が左右されやすい構造のままでは、本来は中長期で育てたい領域への投資が遅れたり、逆に場当たり的になったりしがちです。
そこで同社は、複数の事業を持つことで収益源を分散し、会社全体としての安定感を高めようとしています。事業領域を広げることで、環境変化に強い体制をつくり、成長に向けた投資と、必要に応じた見直しを続けられる経営を目指す考え方です。

増やすだけではない「三位一体」のグループ経営
サイバーステップホールディングスは、グループの成長を「多角化」「統合性」「機動力」の三つの要素で進める方針です。ポイントは、この三つを別々に進めるのではなく、三位一体で機能させることで、グループとしての“持続的な発展”につなげる点にあります。

「多角化」は、上で解説したように事業の幅を広げて市場や収益のチャンスを増やし、会社全体として成長と安定を両立させる考え方。一方で、事業が増えるほどグループの思想や価値観がバラバラになるリスクも高まります。そこで同社は、共通の価値観や考え方を軸に、一貫した価値創造の姿勢を保つ「統合性」を重視しています。
そして、この両輪を加速させる役割を担うのが「機動力」です。グループ内の人材・ノウハウなどのアセットを横断して活かし、外部パートナーとの連携も強化しながら、スピードと柔軟性を持って事業を進めていく方針です。
同社は、これら三つの考え方をセットにして、事業価値だけでなく、ブランド価値や経営としての価値も含めたグループとしての信頼感を高めていく考えです。
心・生活・未来へと広がる企業理念「3E Value」
では、サイバーステップホールディングスがグループとして目指すあり方とは何でしょうか。
ここで「統合性」の軸として示されてる価値創造モデルの「3E Value」を見てみましょう。
同社はこれまで、エンターテインメントを通じて「心を動かす価値」を提供してきました。ホールディングス化を機に、価値の射程を広げ、「生活を支える価値」や、その先にある「未来へと続く基盤づくり」へとつなげていく方針を打ち出しています。

この「3E Value」を共通の価値基盤として、グループの内外で判断の核をそろえる考え方です。社員や経営陣が同じ方向を向きやすくなるだけでなく、顧客や社会、投資家やパートナーにとっても、「このグループは何を大事にしているのか」が理解しやすくなります。
事業が増えても、同じ価値観のもとで一体感のあるグループ像を保つ。その結果として、ブランドへの信頼と、経営としての信頼の両方を高めていく狙いです。

3E Valueは事業拡大に伴う判断のブレを防ぐための共通軸としても位置付けられており、新規事業の検討や既存事業の見直しにおいても一定の方向性を共有する役割を果たしていきます。
まとめ:グループ戦略から見えるサイバーステップHDの現在地
サイバーステップホールディングスの動きは、単に「ゲーム会社が新しい分野に手を広げている」とだけ捉えると、本質が見えにくくなります。
ポイントは多角化を進めながら、その“土台づくり”も同時に進めていることです。体制(ホールディングス)、価値観をそろえるための考え方(3E Value)、そして事業を動かすための仕組み(機動力と内外連携)を、セットで構築しています。
同社はいま、事業の幅を広げながらも、グループとして一体感を保ち、スピード感を持って成果につなげられるかが問われる段階にあります。「同じ価値観で束ね、連携で動かす」という考え方が、実際の事業推進や成長にどこまで反映されていくかに注目です。
エンターテインメントで培ってきた強みを起点に、価値の射程を「心」から「生活」、そして「未来」へ広げようとするサイバーステップホールディングス。
生活者の課題が複雑化する時代だからこそ、3E Valueを軸とした“人生の質”を全方位で支える多角的な関わりが、社会にとっても大きな意味を持つといえます。
同時に、企業にとってもユーザーと一生涯にわたる深い関係を築く強固なビジネスモデルとしての意義につながります。この「社会への貢献」と「顧客との深い関係性」の両立こそが、持続的な企業価値を形作る源泉となっていくのではないでしょうか。
この挑戦が、グループとしての新しい成長の形をつくれるか。今はまさに、その可能性が試されはじめた局面にあるといえます。