投資信託銘柄の選び方とチェック項目を解説!

みんかぶ編集室
投資信託銘柄の選び方とチェック項目を解説!

投資信託で資産形成をしたいと考えていても、たくさんある銘柄の中から、どの銘柄が良いか決めるのは大変です。この記事では、投資信託の銘柄を選択する際に、どのようなことに気をつけると良いのかを詳しくご説明いたします!

目次

投資信託を購入する際にチェックすべきこと

投資の目的・目標を設定する

投資信託を購入する前に、まず「投資の目的・目標」を決めましょう。

何年後に、いくら何に必要なのかを明確にするかによって、どのような投資スタイルが向いているかが決まってきます。

目標が決まったら、その目標を達成するためにはどれほどの利回りで、月々どれくらい積み立てるかを考える必要があります。

投資信託は積み立てなどによる長期的な資産形成に適した金融商品ですので、初期資金、月々の積立金、自分の目標とする利回りを決めて、継続して投資しましょう。

自分の投資スタイルを見極める

次に、自分にあった投資スタイルを見極めましょう。投資信託には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。最適な投資信託を見つけるために、まず自分にはどのような投資スタイルがあっているのかを見極めましょう。

リスクの許容度を知ろう

そのためにはまず、自分がどれくらいのリスクを許容できるのかを確認しましょう。リスクとは期待したリターン(収益)が予想を上回ったり下回ったりする「ブレ幅」のことです。

金融商品の世界では、期待するリターンが高ければその分リスクも高くなります。

上振れが大きい商品は、その分下振れも大きくなるのです。どれほどのリスクであれば自分の精神的に、または生活的に許容できるのかをしっかり確認しましょう。

関連記事:投資におけるリスクの考え方|種類やリスクを抑えた運用方法も紹介

自分が投資する投資信託の種類を決めよう

投資信託の種類を決める。例:海外株式型

次に、自身が投資する「投資対象」を決めましょう。

投資信託には、様々な種類があります。主な種類は後述の通りです。それぞれの特徴を簡単にまとめてみたので、自分の目的に合った投資先選びの参考にしてみてください。

国内株式型

国内株式型は、主に国内の株式に投資している投資信託のことを指します。

様々な株式に投資していることにより、個別株式に比べてリスクは低くなりますが、投資信託によって、投資対象を絞って高いリターンを狙っている銘柄やリスクを抑えることを目的にしている銘柄など運用方法が異なります。どのようなものがあるのか調べてみましょう。

海外株式型

海外株式型は、日本国外の株式に主に投資している投資信託となります。

国内株式型と大きく異なる点は、為替の影響を受けると言う点です。海外株式型に投資する際には、海外の政治・経済事情もチェックするようにしましょう。

また、海外といっても先進国の株か、新興国の株かで、リターンもリスクも大きく異なりますので、注意しましょう。

国内債券型

国内債券型は、主に国内の債券、つまり日本の国債、地方債や社債に投資している投資信託となります。

債券型は、株式型と比較するとリスクが低く、リターンも低い特徴があります。債券価格の主な変動要因は金利ですので、金利動向に注目するようにしましょう。

外国債券型

外国債券型は、主に海外の債券に投資する投資信託となっています。国内債券型と同様、比較的リスクもリターンも低くなっていますが、投資先が海外のため、為替の影響を受けます。

新興国の債券は利率が高くなる傾向がありますが、その分為替の変動も大きくなりがちです。

どの国の債券に投資しているかをよく確認する必要があります。

国内不動産型

国内不動産型の投資信託は国内REIT」とも呼ばれ、不動産に投資を行い、賃貸料収入や不動産の売買益などを投資家に分配する金融商品となります。自分で不動産を所有するには大きな資金が必要となりますが、REITであれば少額の資金から不動産オーナーとなり、不動産の専門家による運用結果をリターンとして得ることができます。

外国不動産型

外国不動産型は、単純に国内不動産型の投資対象が「海外の不動産」へ変わったという認識で問題ありません。

大きなメリットとしては、今後の地価の値上がりに期待が持てる発展途上の地域などへの投資が容易になるという点があります。

バランス型

バランス型の投資信託は、株式のみ、債券のみといったように一つの金融商品だけに投資するのではなく、株式、債券、不動産、金といったさまざまな投資対象に分散投資を行う投資信託のことです。

債券などの低リスクな金融商品も含まれているためリターンは少し低めになりますがその分リスクを軽減できるというメリットがあります。

投資信託を選ぶ際のポイント

投資信託を選ぶ際のポイント

運用成績を確認する

自身にあった投資信託を見つける際には、まず銘柄の運用成績をみましょう。

今までどのような値動きをしてきたのか、どれほどの利回りを持っているかなどを調べましょう。

これまでしっかり実績を残してきた投資信託は、しっかりとした運用理念に基づいた、再現性の高い投資をしている可能性が高いです。

また、その投資信託が暴落時や上昇時にどのような値動きをしていたかを確認しましょう。2008年のリーマンショックや、2020年の新型コロナウィルスによってどのような反応を見せているかを確認することによって、有事の際でもどのような成績を残せているかを確認することができます。

純資産総額も忘れずにチェック

次に、投資する投資信託の「純資産総額」を確認しましょう。

純資産総額とは、組み込まれている株式や債券などを時価評価し、そこに配当や利息を加えたものから諸費用を引いたものを指します。

純資産総額は、新しく投資信託に流入する資金や、組み込まれている株式や債券の価値の変化によって、増減します。

純資産総額を確認する際に着目する点は、「繰上償還となる可能性があるか否か」です。

繰上償還とは、無期限の投資信託や、投資信託によって定められた信託期間が終了する前に運用を終了することを指します。純資産総額の規模があらかじめ決めてある水準を下回り運用が難しくなった場合や、投資信託がその投資目的を達成した場合などに実施されます。

繰上償還が実施された場合、その時点での保有口に応じて償還金として換金されますが、再度投資対象を選定し直さなくてはならなくなったり、評価額がマイナスだった場合には損失が確定してしまいますので、その後相場が上昇する局面だったとしても、その上昇による利益を享受できなくなってしまいます。

積立の場合にはボラティリティの高い投資信託を選ぶ

ボラティリティとはなにか

長期積立投資の効果をより高めるためには、将来的に上昇が見込める資産を投資対象としており、価格の上下が大きい「ボラティリティ」の高い投資信託を選ぶことが肝要になってきます。

一見、価格のボラティリティが高い投資信託と聞くとハイリスクな投信をイメージされるかもしれません。

しかし、価格の上下は激しいものの長期的に見たら上昇していくと想定される「NASDAQ100総合指数」のような指数に連動した投信の場合で考えてみましょう。

短期的に価格が下がった際には多く買い付けることができ、逆に高値の際は少なく買い付けることになるので、保有量を多くしやすく、出口戦略を練る頃合いに投資を始めた時から大きく値を上げていればより大きなリターンが期待できます

ただし、短期的にあまりに値動きが激しい、純資産額があまりに少なく償還リスクが大きいような投資信託は避けるようにしましょう。

シャープレシオで運用効率をチェック

次に、投資する投資信託のシャープレシオを確認しましょう。

シャープレシオは次の式で定義される投資指標です。

(リターン(平均収益率)- 無リスク資産のリターン)÷リスク(標準偏差)

数式を見ると一見難しい概念ですが、噛み砕いて説明すると「投資信託のリスクとリターンのバランス」を表している指標になります。

もう少し掘り下げて説明すると、”リターン(平均収益率)- 無リスク資産のリターン”この部分では、投資信託に組み込まれている「無リスク資産のリターン」を「リスク資産のリターン」がどれくらい上回っているか、を表しています。

このどれくらい上回っているのかを「超過リターン」と呼びます。

そして、「投資信託に設定されたリスク」と「超過リターン」の比率が「シャープレシオ」というわけです。

そのため、このシャープレシオの値が大きいほど、投資信託のリスクよりリターンの方が大きいという意味合いになるので、「シャープレシオが大きい方」が効率的に運用ができていると判断されるわけです。

一般的には、シャープレシオが「1」を超える投資信託が、運用効率の良い投資信託とされています

まとめ

今回は投資信託の選び方について説明してきました。要点をまとめると、投資信託を選ぶ際は以下の項目をあらかじめ考えることが大切です。

  • 投資の目的や投資期間を決める
  • 自分はどれくらいのリスクを取るのか決める
  • 投資対象を選ぶ(国内株式型や債券型、バランス型など)
  • 投資信託の銘柄選びでは「運用成績」「純資産総額」「シャープレシオ」をチェック

投資の正解というものは、個人の目的や達成期間の設定状況によって大きく変化します。

大切な自己資金を投じるわけですから、投資信託を運用する際は今回紹介した内容をチェックして理想により近い運用ができるように心がけてください。

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