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今でも「軽自動車=貧乏人」は噴飯もの!普通車→EV軽が”なぜイケてるのか”徹底解剖

 2022年はトヨタブランドから初の電気自動車「bz4X」が発売され、日産サクラが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど「自動車のGX(グリーントランスフォーメーション)元年」とでも言うべき年になった。間もなくやって来るEVシフトに全国8000万のドライバーはどう取り組むべきか。EVに詳しいWebライターがレポートする――。

ニッポンでEVが売れないのは自動車メーカーがまだ本気を出していないから

 2022年は電気自動車(EV)がけっこう売れた年でした。お隣の中国では2022年の新車販売に占めるEVの割合(EV化率)がなんと約25%。22年の中国の乗用車販売台数は2356万3000台なので、だいたい590万台のEVが売れた計算になります。

 EVが売れているのは中国だけではありません。温暖化対策に熱心なEU(欧州連合)でもEV化率は10.6%、石油資源がたっぷりある米国でもEV化率が5.8%でした。ただし、販売台数に直すとEUは約98万台、米国は約80万台なので(総販売台数から筆者計算)、中国はEVを米欧の6~7倍も販売していて、国を挙げてEV販売に力を入れていることがよく分かります。

 一方、ニッポンの2022年のEV化率はたった1.7%(乗用車のみ)。販売台数は5万8813台しかありません。読者の皆さんはきっと「なんだ、ぜんぜん売れてないじゃん」と感じたでしょう。しかし2010年にBEV「リーフ」を発売し、12年間ずっと本気でBEVを販売し続けている日産自動車は、22年のEV化率(国内販売、乗用車のみ)が10%もありました。保守的と言われているニッポン人も、メーカーが本気を出せばEU並みにEVを買ってくれるのです。

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この記事の著者
EVぼる太

EV(電気自動車)の伝道者を自任し、数年後に訪れる「EV革命」に向けて精力的に記事を執筆。V2Hなども取材し「EVは単なる車じゃない。GXに欠かせないソリューションの一つだ」と主張する。

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