Amazon元社員が実名暴露!Amazon使って爆速で1億円稼ぐ「モールハック」術の全て…なぜキャリーケースとスーツケースで売り上げ変わるのか
以前、みんかぶマガジンの特集でAmazonで商品を販売し、1億円稼ぐ方法について、筆者自身サラリーマン時代の副業で稼いだ経験も紹介しながら、その具体的なノウハウについてお伝えした田中謙伍氏。今回は、実際にAmazonで物販を始めてみたものの、売上が1億円に到達しないばかりか、大赤字になる失敗ケースを紹介する。さらに、それを防ぐための具体的方策を出すとともに、本当に売上1億円を達成するための方法とはーー。
目次
Amazonで物販を始める際に、もっとも多く失敗するケース
まず、Amazonで物販を始める際に、もっとも多く失敗するケースが、「プロダクトアウト」で商品企画をしてしまうというものだ。プロダクトアウトとは、自分の売りたい方向にこだわって商品企画するアプローチのことだ。その結果、世の中のニーズ以上に高品質、高価格の商品を作ってしまい、まったく売れない状況を生み出してしまうのだ。
ある象徴的なエピソードをお話しよう。
以前、筆者のもとにあるメーカーからAmazonでお菓子の販売をはじめるという相談があった。
健康意識の高い層を取り込みたいとインスタを活用したが…
その会社は初めてAmazonで商品を売るということで、健康食品とお菓子を組み合わせた商品をこれから作るということだった。たしかに、菓子類は比較的ECと相性のよい商品だ。贈答用でも、自分で食べる用でも、まとめ買い需要もあり、リピート率も決して低くはない。目の付け所はよかったと筆者は考える。
その中で、同社は健康意識の高い層を取り込みたいという背景で今回の健康的なお菓子の商品開発を決めたということだった。
商品開発の過程はSNSで発信し、さらにフォロワーを巻き込んで商品のデザイン投票を募るなど、いま流行りの言葉でいえば「ストーリー型」の商品開発を実践していた。
商品開発費はおよそ500万円
結果、フォロワーは数ヶ月で4,000人ほどになり、無事フォロワーと”協業”しながら商品開発が進み、Amazonでの販売にこぎつけたのだ。商品開発費はおよそ500万円はくだらなかったと思う。