【簡単学歴ロンダ】Fラン出身でも入れる!東大・早慶レベル大学院リスト…予備校講師「人生は逆転できる」
大手大学予備校が用いてきた、偏差値の測定が困難な大学を意味する「BFランク(ボーダーフリーランク)」という言葉が語源とされるFラン大学。ネット上ではなにかと話題になることが多いこの大学群だが、「Fランク大学出身者でも、条件次第で、簡単に東大の大学院に入れます」と語るのは予備校講師の赤田達也氏だ。プレミアム特集「人生が激変!最強の学び直し」第6回は、東大・早慶クラスの名門大学院に簡単に入るコツと、実際に入りやすい大学院リストを公開するーー。
目次
近衛文麿、海部俊樹、東国原英夫も。みんな学歴ロンダ経験者
「学歴ロンダリング」と聞くと、あまり良いイメージがわかない方もいるかと思いますが、実際のところ、世界の多くの著名人が学歴ロンダリングによってキャリアアップを実現させています。
特に学歴ロンダリング経験者が多いのは、政界です。
みなさんお馴染み、小泉進次郎さんは、関東学院大学経済学部経営学科卒業後、世界の名門、コロンビア大学大学院を修了しています。指導教授のカーチス教授は、自民党のドブ板選挙で博士号を取得した政治学者で、小泉家の知恵やコネクションが欲しかったのでしょう。
海部俊樹元首相は、中央大学専門部法科を卒業後、早稲田大学第二法学部に入学、最終的には早稲田大学大学院法学研究科修士課程まで進み、中途退学しています。
また、専攻ロンダリングというものもあり、近衛文麿元内閣総理大臣は、東大哲学科から京大法学に編入しています。哲学科よりも、法学部の方が国民に受け入れられると感じていたのでしょうか。
福岡市の高島宗一郎市長は、獨協大学出身で、アナウンサーとして地元で絶大な知名度がありましたが、立候補前に九州大学大学院で学んでからの出馬でした。九大で学んで知識面でレベルアップしつつ、有権者からいいイメージをもたれやすい学歴になったことは政治家としていいことづくめではないかと思います。
東国原英夫元宮崎県知事は、もともとは専修大学のご卒業でしたが、40歳を過ぎてから早稲田大学で学び直し(第二文学部を卒業後に政治経済学部にも入ったものの政経は中退)、そのまんま東から東国原英夫になりました。専修大学の経歴よりも、早稲田大学の経歴の方が選挙では有利な面があると思います。
トランプ、ヒラリー、オバマまで。アメリカは学歴ロンダリングが普通
日本ではそれでもまだ学歴ロンダリングはアメリカより少ないですが、アメリカ政界ではもっと普通に行われています。アメリカでは学歴を上げることは「向上心の現れ」として、前向きに評価されることが多いためです。