「地方一軒家アルファード家族」と「東京ハイスペタワマン家族」、どっちが幸せなのか…子供の人生に中学受験は必要なのか
Twitter(X)に彗星の如く現れた新ネット論客・ポンデベッキオ氏は、「東京で子供の中学受験に疲弊しているハイスペタワマン家族より、地方一軒家アルファード家族の方が幸福だ」と主張するーー。みんかぷプレミアム特集「最強の中学受験」第4回。
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「東京ハイスぺタワマン家族」と「地方一軒家アルファード家族 」
2つの家族観が令和日本で激突している。それが「東京ハイスぺタワマン家族」と「地方一軒家アルファード家族」だ。
定義しておこう。
「東京ハイスぺタワマン家族」とは、中学受験を勝ち抜いてきた高学歴エリートバリキャリ共働き夫婦のことである。彼らは優秀な学歴をひっさげ東京へ乗り込み大企業に就職、夫婦ともに高年収であり世帯年収は30代にして1500万をゆうに超える。パワーカップルとも呼ばれる彼らは共働きと育児を両立するため、利便性の良い港区のタワマンなどに居を構え、1~2人の子供達と共に暮らしている。
そんな彼らに対抗するのが「地方一軒家アルファード家族」である。彼らは高校や地元Fラン大学を卒業後に地元の製造業などの会社に就職、20代のうちに早々と結婚、一軒家を構えアルファードに子供3人を乗せて週末はアスレチック公園とイオンモールに繰り出し大好きな地元を満喫している。彼らはマイルドヤンキーとも呼ばれている。
東京はそこまで収入が高くない凡人に厳しい街
キラキラ東京生活を満喫する東京ハイスぺ家族は多くの若者が憧れる存在である。確かにモンクレールのダウンを着て港区を闊歩するタワマン家族と比べれば、モンベルのダウンを着てクソデカ公園とイオンモールを週末ウロウロする地方アルファード家族は地味で刺激のない生活に見えるかもしれない。しかし本当にそうなのだろうか?