なぜいつも羽生結弦さんにだけ心無い言葉を投げる人がいるのか… 「残念な人」は執拗に羽生結弦を追い、常にその成功に打ち負かされる(後編)

「残念な人」は心に余裕がなく、簡便かつ性急な結果を求める
普通は「アンチ」と呼ばれる存在にはならないのですが、残念ながらそうではない「残念な人」というのは一定数います。
困ったことに、SNSはそうした人々にとって実に都合のいいメディアでもあります。羽生結弦は間違いなく、世界のフィギュアスケーターの中でもっとも話題性の高い人物であることは間違いありません。それは世界的なアンケートやランキング、検索結果によって明確な数字で示されている事実です。
しかし、そういう羽生結弦だからこそ、話題にすれば意見は目につきやすくなります。
「残念な人」は心に余裕がありませんから、簡便かつ性急な結果を求めます。そのためにも羽生結弦という誰もが認める人物は都合がいい、ということになります。
羽生結弦が結果を出し続ければ出し続けるほどに、心無い言葉が増えた
とてつもなく理不尽で腹立たしい行為ですが、羽生結弦が結果を出し続ければ出し続けるほどに、心無い言葉が増えたことは皆さんご存知のことでしょう。
逆に言えば、私からするとそれらもまた、歴史上の人物への歩みとも言えます。
またフィギュアスケートがスポーツでもあると同時に「芸術」でもあることが、そうした「残念な人」に利用されやすい面もあります。
SNSのシステム上、それが私たちの目にも止まってしまう
いわゆる競技であるなら「芸術点」、プロなら評価としての「芸術的な良し悪し」ですね。