“松本ウォッチャー”のプロインタビュアー・吉田豪「文春報道前から聞いてきたこと」…ちゃんとしていなかった時代に復讐されている
「週刊文春」の新年特大号が放ったダウンタウンの松本人志の「性加害」についてのスクープが波紋を呼んでいる。SNSでは連日トレンド入りし、所属事務所の吉本興業は即刻「事実無根」と反発。ついには8日、松本本人から「裁判に注力したい」という意志もあり、芸能活動を休止することが発表された。
不確定な情報が多く、多くのテレビや芸人たちが“ノータッチ”の中、これまで番組共演経験もあり、『遺書』『松本』といった著作もすべて読了しているプロインタビュアー・吉田豪氏はどう見ているのか。全3回にわたってインタビュー記事をお届けする。
【これは報道直後の2023年12月28日に取材された原稿に大幅加筆修正したものです】
目次
文春報道前から聞いてきたこと
今回の報道直後、X(旧Twitter)を眺めていたら「こんなのガセだ!」的な意見が意外と多いのが不思議だったんですよね。長年松本さんの本を読んだり、番組での発言を聞いたりしてきた側からしたら、ものすごく「ありそうだな」というか、もっと言うと「まだこんなことをやっていたのかな」って感想だったし、「驚いた、でも意外ではなかった」っていうのが正直なところだと思います。