周囲の事情に左右されてきた「木村拓哉に『本心』を明かす場所は他にあるはず」23年前に作られた“伝説の番組”
元SMAPの木村拓哉が、1月1日に放送された正月特番『さんタク』(フジテレビ系)で、ジャニー喜多川氏による一連の性加害問題について初めてコメント。その後、自身のYouTubeチャンネルを開設するなど、発言の場所を増やしている。
それでも、『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)の著者でもある霜田明寛氏は「本心を明かす場所は他にあるはず」という見解を示す――。
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『さんタク』ではじめて事務所騒動を語った木村拓哉
2024年の年始に起きた木村拓哉のトピックといえば、『さんタク』への出演とYou Tubeチャンネルの開設である。
『さんタク』は明石家さんまと木村拓哉によって、基本的にお正月に年1ペースで放送されているバラエティ番組だ。今年元日の放送では、冒頭で「旧年中は色々お騒がせいたしました。大変申し訳なく思っております」と明石家さんまが挨拶し、2人で軽く頭を下げた。その後、明石家さんまが「俺は聞かざるを得ないからな。あの場は無視して通るわけにはいかない」と水を向け、ジャニー喜多川氏の性加害に端を発する一連の問題に関して触れる時間が設けられた。
番組のテロップでは「木村拓哉 事務所騒動を初めて語る」と表示され、重要なトピックのひとつとなった。これが、公の場で、木村拓哉が直接的にこの問題に触れた初めての場となったことから、そのコメントを報じるネットニュースも溢れ、大きな注目が集まった。例によって、またその発言に対してネガティブな論調で語る記事や投稿も見受けられる。