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【独自】「彼氏にしたい男性の企業ランキング」50社を大公開!グーグル、三菱商事をおさえた1位は!…男性に求める「年収以外の何か」とは

 2024年2月、みんかぶマガジンは全国の20〜30代女性を対象に「彼氏にしたい男性の企業ランキング」調査を独自に実施した。

 「ランクインした上位50社を見ると、恋活・婚活女子の意識の変化がよく現れている」とライターのトイアンナ氏は語る。

 彼氏にしたい男性の企業上位50社のランキングと、女性が相手男性の企業について大事にしたい指標9つのランキングについて記事内で大公開するーー。みんかぶプレミアム特集「一生使えるモテ理論」第1回。

目次

CMに最も出場するもランク外の「あの企業」

 2024年2月、みんかぶマガジンは「彼氏にしたい男性の企業ランキング」調査を実施した。ポリティカル・コレクトネスが叫ばれる昨今、こういったランキングを取ること自体がリスキーとされるなか、あえての決断であったと聞く。

 全国調査であるから、当然「誰もが知っている企業」が選ばれやすいのは当然である。だが、その視点でとらえてもかなり意外なランキングとなっていた。

 日本でテレビCMに最も出稿しているのは、サントリーと小林製薬、次いでアサヒビールである。知名度で順当に考えるなら、最も目にするこれらの企業が出てきてもおかしくないだろう。しかし、この3社のなかで、トップ50位までに登場するのはサントリーだけである。

 このサントリーについては、投票した女性が「飲料メーカーの中で最も信頼できて、好きな会社だから。そこで働いている人達も誠実で信頼できる」と、企業のブランドに引っ張られた感想が見られる。実は、サントリーがこの3社でもっともブランドコンセプトCM(商品ではなく、会社そのもののイメージをよくする目的で作られたCM)を出しており、企業イメージがそのまま社員イメージに伝わったと推測される。

女性が男性の勤め先に求めるもの1位は変わらず「年収」だが

 その他の企業を見ても、単によく知られている会社、年収が高い会社というだけではなく、スタイリッシュなイメージが伴った会社がランクインする傾向にあった。同時に調査した「女性が男性の勤め先企業に求めるもの」は年収がトップだが、単にそれだけではなく、ブランドイメージが重要視されているとわかる。

 たとえば、野村證券を選んだ女性のコメントには、「ホワイトで有名」とある。ホワイトで、有名……? と、思わず画面の前で固まってしまったのは、筆者だけではないはずだ。

 野村證券の名誉のために付記すると、野村證券といえば、長らく激務高給で知られている企業である。書籍『野村證券第2事業法人部』で語られたように、熱意にあふれる社風と、それに見合う成果や給与が出る、というのがよく知られていることである。おそらくこの社風は、熱血、コミットした結果を出す、といった言葉にはなっても「ホワイト」とは少なくとも違うのではないか……。

「周りに自慢でき、家事も育児もしてくれる、年収が高い人」と付き合いたい?

 という心配をよそに、他社でも似たようなコメントが目立つ。ランクインしたキーエンスも「ホワイト企業として有名だし、収入も高いから」といった理由で選ばれており、これまた疑問符を抱く方がいるだろう。キーエンスといえば「30代で家が建ち、40代で墓が建つ」とうたわれるほど、強烈な働きぶりとセットになった高給のイメージが、長く定着していたが、このように女性の残すコメントと、実際に知られる社風がチグハグなケースが多く見られるのだ。

 かつて、こういった「彼氏にしたい男性の企業ランキング」では「忙しい方が家で顔を合わせなくて済むから助かる」という、なんとも寂しい理由で激務企業が選ばれてきた。しかし、最近は「家事・育児も平等に分担したうえでの共働き」が一般的な家庭像になっていることもあり、ホワイト企業の男性が好かれる傾向にある。

 このランキングでも、男性の勤め先に求めるもの2位はワーク・ライフ・バランスという結果だ。だが、選ばれている企業の半数程度は、おおよそ家庭に時間を割けるような企業ではない。中には、「ワーク・ライフ・バランスが大事」と答えていながら、彼氏の勤め先にしたい企業に激務で有名な外資系投資銀行を挙げる者までおり、条件と社名のギャップにおののいてしまった。

 ここで巧妙に絡むのが、「彼氏の勤め先に求めるもの」の3位に入っていた、「会社名」である。つまり、単に給与がよく、早く帰れる会社ではだめなのだ。ランキングのコメントでも、「自慢できそうだから」といった言葉がちらほら入っており、周りからどう見られるかを意識して勤め先が選ばれたことがわかる。すなわち、年収や家事・育児への参与で実利も得たいが、周りにも「ええっ! 彼氏さんの勤め先、すごい会社じゃん」と言われたいのである。いっそ年収だけを求めてくれたほうが清々しいほど、ワガママな結果だ。

 実はこの「全部取り」な傾向、男女ともに似てきている。かつて、男性は女性へ年収や学歴を求めない傾向にあった。だが、現在は年収、外見、学歴、職業、家事育児への姿勢など「全部取り」を求める傾向にある。男女ともに、相手へ完成品を求めているのだ。

 だが、条件をすべて満たす勤め先は存在しない。だから、こうしてランキング化すると、激務企業がランクインするのに、相手へ求める条件はワーク・ライフ・バランスと、チグハグな結果になってしまうのである。いまや、男性へ高収入・高学歴・高身長の「三高」を求める時代は終わり、「全部」になっているが、この条件を飲める男性はほとんどいないであろう。

絶対に無料記事では言えないーランキングに見る、ある傾向

 さて、ここからは実際のランキングを見てみよう。

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この記事の著者
トイアンナ

PAX株式会社代表/ライター。外資系企業のマーケティング職として約6年間勤務し、フリーライターとして独立。恋愛とキャリアを中心に執筆しており、書籍に『モテたいわけではないのだが(イースト・プレス)』『確実内定(‎KADOKAWA)』『やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本(河出書房新社)』など。

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