【マスク家2つの教え】ツイッター買収前に母が語った「イーロンの真の野望」…大丈夫よ、協力者は集まる
奇人ともいわれるイーロン・マスク。ツイッター社の買収で日本でも一気に注目を集めたが、イーロンの母親であるメイも70歳を超える現役スーパーモデルとして世界的に有名だ。そして、弟のキンバルはシェフ・レストランオーナーおよびエコファーマー事業や食品分野の投資家、妹のトスカはフィルムメーカー(映画製作者)として、それぞれの道で活躍している。そんなマスク家には2つの教えがあった。みんかぶプレミアム特集「ツイッターの真実」第3回はメイ・マスクが語るイーロン・マスク「真の野望」だ――。
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イーロン・マスクの母が筆者だけに語った言葉
宇宙開発のスペースX、 電気自動車のテスラ。 経営者として世界を驚かせ続けるイーロン・マスク。 特に今年10月のツイッター社買収が大きな話題となったことは記憶に新しいだろう。ツイッターは世界で1日あたりの利用者が2億人を超える巨大SNSだ。同社はイーロンがCEOに就任後、非上場化され、全権を握る彼のもとで、連日、同社は大きな改革の波にさらされている。
このSNSは、イーロンの総額約6兆4000億円の買収後、どう変わっていくのか。
そのヒントとなるのが、彼の半生を支えた母の存在である。2021年、筆者は天才イーロン・マスクを生み出したニューヨークに住む彼の母、メイ・マスクと対話する機会を得た。そこで明らかになったイーロンのツイッター社買収の意図と、彼の哲学をご紹介しよう。
「在宅勤務原則禁止」の背景
母親のメイは栄養士であり、現役のモデルとして活躍するカナダ生まれの女性だ。モデルとして70歳を超えた今も現役で活躍し、長男はツイッター社、テスラ、スペースXのCEOであるイーロン・マスク。次男はエコファーマー事業を展開するキンバル・マスク、長女は映画プロデューサーのトスカ・マスクと、女手一つで才能ある3人の子供たちを育てた。